2013年12月27日金曜日

若返り

60歳の高齢者が20歳の若者に戻ることに匹敵する「若返り」がネズミによる実験で成功 - GIGAZINE:

それを実現するのがNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)なのだそうだ。これの酸化型NAD+(ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド)であり、生物由来の食品に多く含まれる原料を合成して作られている体内生成物質でありコエンザイムIとして、生物の主な酸化還元反応の多くに於いて必須成分とされる脱水素酵素だ。要は、高校時代の生物の授業で習ったEMP(エムデン・マイヤーホフ・パルナス)経路やTCA(トリカルボン酸) 回路と云った生体内でのエネルギー代謝に関わる物質である。

補酵素が加齢と共に減っていく事は広く知られていて、お金持ちのマダムの皆さんはコエンザイムQ10(ユビキノン)を老化防止の目的で摂取するのだそうだ。老化防止に効果があるとされるコエンザイムQ10の1日必要摂取量は100mgなのだそうがが、コエンザイムIとも呼ばれていたNADの1日必要摂取量はどの位なのだろうか?因みに、部品であるナイアシンには過剰障害が知られていて過剰摂取では血糖値や尿酸値を上昇させたり肝障害の可能性があるのだそうだ。若返りに必要な摂取量は、やはり1日100mg程度なのだろうか?

こうなってくると・・・UQやNADに限らず体内で合成していたコエンザイム類を大量に摂取すれば若返るのだとすれば、150歳や200歳も当たり前と云う時代になるのカモ知れない。私も若返ってみたい気もするが、長くても100歳位で全員死んでしまう前提で維持されてきた年金制度が破綻するのは明らかだろう。そうなれば、若返りサプリメントを飲む人には年金を支給しない・・・とは云えないので、年金支給に満期が設定される事になる・・・のカモ?




2013年12月21日土曜日

理系女の癖に・・・

受験生真っ直中の娘が風邪なのだそうだ。ナンでも鼻のかみすぎで鼻の下が痛いとの事。学校で拝借した御学友の高級テッシュペーパーは滑らかで柔らかく使い心地が良かったのだそうだ。それに比べて、貧乏な我が家のテッシュペーパーが安物のゴワゴワだから鼻の下が痛くなったと決めてかかるので・・・カチンときてしまう。


  肯定側立論:安物のテッシュペーパーを使うと鼻の下が痛くなる。
         高級テッシュとの差異は滑らかさと柔らかさである。
         受験シーズン中は滑らか高級テッシュの使用を求める
        

  否定側尋問:花粉症で、君が鼻水をダラダラ垂れ流している時も
        同じ安物のテッシュペーパーだった筈なのに、
        何故その時は大丈夫だったのか?

  肯定側返答:花粉症の頃は鼻下を守ろうとソッとソフトに使っていた。
        だが、もう鼻下は赤くなってしまっている。


  否定側立論:鼻の下が赤くなりチリチリ痛いのは分泌される鼻水中に
        白血球由来のタンパク質分解酵素が含まれていて、
        鼻の下の表皮が溶かされているからだ。高級テッシュ
        云々以前に鼻の下に保湿クリームを塗布すべきだった。
        風邪を拗らせない様に病院に行き大事を取るべきだろう。


  肯定側尋問:質問の前に断っておくが、病院に行く行かないを争ってい
        る訳では無い。病院には行くが、無関係な話は却下する。
        私は単に高級テッシュの使用を求めている。
        
        現に、貰った高級テッシュを数回使って鼻下への刺激を
        抑えたら鼻下ヒリヒリの好転を実感した。タンパク分解
        酵素だか何だか知らないが原因を争っているつもりもない。
        兎に角、鼻下ヒリヒリから早く脱却する為に高級テッシュ
        ペーパーの使用開始が不可欠だと主張する。

        この鼻下の状況に、高級テッシュ使用は無意味だと断言
        するのか?

  否定側返答:断言はしないが、高級テッシュの使用より鼻下への傷薬
        塗布や低刺激な保湿剤塗布こそ効果が高いだろう。

肯定側第1反駁:次回風邪をひきはじめた時は鼻下への保湿剤塗布を心掛け
        よう。だが、既に鼻下が赤くなりヒリヒリした現状からの
        速やかなる脱却には高級テッシュの使用が不可欠である。

        現に、貰った高級テッシュを数回使っただけで状況は好転
        し、再び安物テッシュを数回使ったら状況は悪化したのだ。

        更に、受験シーズンだからと奮発し高級テッシュを使って
        いる学友は、昨シーズンとは違い鼻下ヒリヒリでは無いと
        本人が言っている。原因がどうであれテッシュの使いすぎ
        による鼻下ヒリヒリには高級テッシュが有効である事には
        疑いの余地は無い。

   否定側反駁:最近の高機能高級テッシュには保湿剤グリセリンが含ませ
        てあり、その薬能に因って若干好転したと感じたのだろう。
        その高級テッシュの銘柄を示せばネット検索で調べてみる
        が、風邪用と銘打っている高級テッシュなら恐らくそうだ。

        グリセリンは、皮膚に良いとされる善玉常在菌が代謝物と
        して分泌する事で皮膚の保湿力アップに貢献している。

        鼻下ヒリヒリになる前でもなった後でもグリセリンの薬能
        が体感できたのなら、治癒効果の高い塗り薬を併用すれば
        我が家グレードのテッシュペーパーでもナンの問題も無い
        と断言できるだろう。高級テッシュの肌触りの良さは気分
        の問題で、君が問題にしている鼻下ヒリヒリには無関係だ。

        君が真のブルジョアになった暁には常用すれば良いだろう。

        だから、現時点の我が家に於いて、高級テッシュの使用を
        開始する必要は認めない。

        病院に行く行かないは無関係だと断じたが、鼻水の効能は、
        含まれる塩化リゾチームが抗菌タンパク質として細菌類の
        細胞壁を溶解させる点であり、白血球の死骸である膿混じ
        りの色の付いた鼻汁に白血球由来のタンパク質分解酵素が
        タップリ含まれている状況は、君の免疫群の旗色は芳しく
        ない証でもあるとして、受診を勧めた次第だ。つまり風邪
        を拗らせ無ければ鼻水が出ても鼻下ヒリヒリには成らなか
        った筈で鼻下ヒリヒリとは病院に助太刀して貰う目安カモ
        知れない。


  肯定側反駁:高級テッシュが鼻下ヒリヒリに無意味で不必要だと否定側
        は断じたが、御高説の通りグリセリンの薬能ならば改めて
        治療薬を塗布せずとも高級テッシュで症状が改善するなら
        十分に意義が在るだろう。


否定側最終弁論:風邪を拗らせたと疑われるので病院への受診と、鼻下への
        オロナイン等の塗布及び保湿に心掛ける自己管理の強化を
        推奨する。手洗いの際に鼻下を水で洗った後にニベア青缶
        を塗っても良いだろう。だから、我が家グレードのテッシ
        ュペーパーは無罪

        兎に角、鼻下ヒリヒリである現状と高級テッシュペーパー
        使用開始云々ではなく風邪を引かない様にする自己管理の
        欠如と、風邪を悪化させた自己管理の欠如と、風邪を拗ら
        せて白血球の死骸入りの鼻汁を垂らしながら病院にも行か
        ない自己管理の欠如と、予防を怠りタンパク質分解酵素で
        鼻下表皮を溶かして炎症を起こしている治療薬も塗らなか
        った自己管理の欠如こそが問題だ。それらの問題を等閑に
        してブルジョア向け高級テッシュに盲目的に逃避し、根拠
        もなく我が家グレードのテッシュに原因を転嫁したのは、
        理系女を志す貧乏人の誇りを捨て去った恥ずべき行為だと
        断罪せざるを得ない。

肯定側最終弁論:めんどくせぇ〜 チョット、このオヤジをナンとかしてよ。

        兎に角、鼻セレブってウサギが付いたポケットテッシュで
        鼻下ヒリヒリが良くなったんだから・・・
        明日は病院も行くし・・・
        オロナインも塗るから・・・

        ママ!鼻セレブ買って!ネピアだったと思うよ。
        3個入りで100円位だって 
        家用は大箱のが在るんだって
        
        こんな下らない茶番に付き合っている暇は無いんだから
        

        
#う〜ん、ディベートには買った筈(ツモリ)なのに、娘さんの為にクリスマス商戦真っ直中の最寄りのスーパーへブルジョア用高級テッシュを買いに行く羽目に成ってしまった。日本ではディベート文化は根付かないのだなぁ〜


2013年12月20日金曜日

イソップ寓話「ネズミの相談」

イソップ寓話「ネズミの相談」では、猫の首に鈴を付ける猛者ネズミは現れなかったのだが、スマホを持って位置情報をONにしている限りGoogleやAppleには居場所が筒抜けにも関わらず、この猫(私)は喜んで自らが首に鈴を提げている訳だ。




私は2010年12月末からスマホを持ち歩き始めてたのだが、当初のバグまみれの日本メーカー製スマホの頃から電池保ちよりもGoogleフルサービスを動かし続けてきている。バッテリー不足でGPS等のサービスが自動的に落とされた時は別だが、特定の日の特定の時間にドコに居たかはGoogleロケーション履歴を見れば一目瞭然である。尚、Appleコンピューターが同種のロケーション履歴サービスを公開していると云う情報は得ていないが、同種のデータを蓄積していると思われる。







今月の私のロケーション履歴だ。尚、このロケーション履歴サービスは、特定の時間や日付の履歴を消す事や全履歴を消す事やロケーション履歴を無効とする事等々が可能だが・・・それはユーザー(私)のIDで閲覧出来なくなるだけであり、Google財産であるメガデータのセグメントとして残ってしまうのだろうし、GoogleのSupervisorの手に依ればユーザー側からの抹消後も検索表示可能なのだと思う。(この縮尺でなら個人情報の漏洩には成らないと私が思ったのだが、履歴もGoogleマップ上に表示されるので街路縮尺まで拡大が出来てしまうので浮気調査等にはバッチリだろうし、タイムカード並の分刻みでの勤怠管理まで出来てしまうだろう)



こう云った怖い事・・・は、普通の市井の一般人で在り続ける限りは個人の権利を侵害し得無いと思うのだが、突発的に何かの犯罪に手を染めてロケーション履歴さえ無ければ隠し通せたカモ知れないと云う局面ではGoogle先生を呪う事に成るのだろう。こう云った事が怖いと思し召すなら常に位置情報OFF/Wi-Fi OFFにしてスマホを使うしか無いのだろうが、位置情報OFFのスマホは夜空に光る星の名前も教えてくれない石頭に成り下がってしまう。(それにGPSに拠る位置情報サービスを止めたトコロで、キャリア側の中継局網での履歴は残ってしまう筈だから、犯罪に手を染める時は電源を落とすのが得策なのカモ?)



ロケーション履歴のお陰で、Google Nowでは次の関与先へ移動する所要時間や道路の混雑具合を的確に教えてくれる様に成ってきた訳だ。そう云えば・・・最近ではSiriも何故か訳知り顔の上から目線で的確な助言をくれるようになったし・・・



AR(拡張現実)が商業ベースで導入され始めた黎明期・・・クラウドと共に加速する枯れたIT技術の普遍化は、マンツーマンのプロモーションを可能とすると広告ツールであると同時に、個人の可能性も大幅に拡張してきた・・・とは思うのだが・・・

コレって本当の話なの?

朝日新聞デジタル



虚構新聞」ノリのネタ記事に見えてしまったが、コレって本当の話なのだろうか?

或る体験が無意識に衝撃を与えトラウマとなって後の人生の経験の際に参照され恐怖が再現されて来ると説明されてきた「原体験的恐怖」とは、自我の成立の過程で経験・想像した衝撃的な恐怖原体験だけでは説明が付かない場合が在ると云われている。ユングは集団的無意識の中に、個体としては未体験の恐怖原体験を置いた。

だが、恐怖体験が遺伝するのだとすれば・・・

2013年12月19日木曜日

ドイツからの日本支持表明

独「日本との友情、外交の支柱」…中国より先に - ライブドアニュース




旧東ドイツ出身のメルケル首相率いる政権は経済発展著しい中国との関係強化を図ってきていたが、今般のドイツ大連立政権の連立協定では中国の人権問題や覇権主義等への懸念を踏まえ、日本に関する記述を中国より先に持ってきており、「日本との友情は独外交の支柱」と明記した。更に、連立協定ではEU(欧州連合)での、日本と交渉中のEPA(経済連携協定)の締結支持を打ち出した。






ドイツと我が国は勤勉な国民気質が共通する事からストレス無く連携協力が出来る国同士ではあるが、我が国への中韓からの批判では先の世界大戦の戦後処理を見習うべしと再三指摘を受けている枢軸国の先輩国だが、不幸な先の世界大戦での三国同盟が後に枢軸国を結集した経緯から不思議な国際感情を抱き合っている。親近感を抱くモノの国際社会で取り立てて二国間の関係強化を宣言する事こそ中韓の批判を浴びそうなのだが・・・このタイミングでドイツ側から日本支持表明が挙がったと云う事は、中韓の指摘の通り、ドイツでは戦後レジュームからの脱却を果たしたのだろう。






そんな中で、我が国は島嶼防衛力を強化すべく新たな防衛大綱と中期防衛力整備計画を決定した。垂直離着陸輸送機オスプレイの導入、島嶼への上陸作戦用の水陸両用車の導入、無人偵察機グローバルホークの導入等々を行い東シナ海での警戒能力を高めるのが目的だ。中国が東シナ海上空に防空識別圏を設定し尖閣諸島を巡る緊張が高まる中、安倍政権は打つべき手を打ったとも云えるが、こんな事で中国からの圧力が減じる事は決して無いだろう。






もはや尖閣諸島を巡る緊張は日中二国間だけの問題では無く、中国が米国に並ぶ大国になろうとする中で起きていて、中国共産党一党独裁だから可能な最短距離で8年後の中国共産党結党100周年迄に経済的に米国経済を抜き去り、36年後の中華人民共和国建国100周年迄には軍事力でも米国を抜き去ろうとしている。






もはや、核心的利益と彼らが称するチベット問題・新疆ウイグル自治区の問題・ベトナムやフィリピン等との南シナ海領有権問題・台湾統合問題と共に、日本との尖閣諸島に端を発する東シナ海領有権問題の総てに於いて、中国共産党から譲歩を引き出す事は金輪際不可能だと思う。






市場経済を導入し米国が第二次世界大戦後に築き上げた国際秩序の中での経済発展を以て「中国の夢」実現を果たそうとする路線からはリーマンショックを契機に脱却し中国独自の「新たな経済成長モデル」を導入した。だが、少なくとも10年は米国との安定的な戦略的関係を望んでいて、その後は米国との「新たな大国関係」を構築しアジア地域の覇者として君臨し、その後の半世紀で全世界を支配する野望を顕わにしている。






中華人民共和国を中心に据えた中華新秩序を受け入れるか、中華人民共和国も他の国との協調の中で経済でも軍事でも世界一の超大国を国際協調の輪に留め続ける新秩序を築くかは、中国と国境を接する東アジアの国々だけの問題では無く、この10年以内の全世界の国々が共同し協調し中国に手枷足枷首輪を付けていく作業が開始される事になるのだと思う。






有史以来幾度も覇権国家と新興国の間で争いが起きてきた。こうして国同士で覇権が争われた大部分のケースで人類は不幸にも戦争に突入してしまっている。中国自身も戦争回避の為に、核心的利益である尖閣諸島に対しても「韜光養晦(能力を隠して力を蓄える)」をモットーに「戦略的忍耐」を貫いているツモリである。だが、軍事力の増強を続ける中国が日本を叩き潰せると確信した10年後、20年後に開かれるカモ知れない戦端を未然に防ぐ為にも、我が国は今以上に国際協調に努め国際社会での団結を組織し、間もなく誕生する世界一の経済力軍事力を持つ超大国となる中国を、国際秩序の中に留めておく工夫を完全に全うしなければならない。





尖閣問題は、日本だけの問題では無い。こうした取り組みの中で、最大の戦後レジームである国際連合がアップデートされる事にも期待している。再び我が国が巻き込まれるカモ知れない戦争回避の為に、目先の政争に明け暮れる国会議員諸氏は刮目してドイツ大連立政権の連立協定趣意書を読んで頂きたいモノだ。




2013年12月18日水曜日

ジョン・タイラーの仕業か?

夜1時35分に何が? 島根県庁の時計250台一斉ストップの怪

産経新聞 12月17日(火)20時31分配信


 松江市の島根県庁で16日午前1時35分頃、建物内にある時計約250台が一斉に止まった。職員らが確認し、針が同じ時刻を指す12時間後の16日午後1時35分頃に復旧させたが、原因は分からないまま。「ポルターガイスト現象ではないか」ともささやかれている。
 県管財課によると、止まったのは本庁舎、南庁舎、分庁舎、議事堂別館の4棟にある時計。針が「1時35分」頃を指したところで止まっているのを、16日午前8時頃、登庁した職員が気付いた。
 各時計は、本庁舎の電話交換室の親機から電波を送信し、時刻が自動設定される仕組みだが、親機は通常通り動いていたという。30~40年前に導入されたとみられ、同課は「これまで時間がずれることはあったが、一斉に止まったのは初めて」と首をかしげる。
 県では、実施中の耐震工事や落雷の影響はないとみられることから「電圧異常」とみるが、詳しい原因は分からないといい、今後時計メーカーに調査してもらう方針だ。




タイムトラベル系のSFでは人為的時間操作の際に、副次的に発生し易い現象として知られている事ナンだけど・・・

2013年12月17日火曜日

抗生物質では風邪は治らないのに?

風邪の原因の約90%はウイルス感染が原因だと云われていて、抗生物質はウイルスには効かないのだから、風邪の時に抗生物質を処方する医師は薬を売りたいが為に処方しているか、患者ウケを狙って薬の種類を増やす為に処方している・・・のだと知人から教わった。

医療機関自らが必要の無い薬まで販売して利益を得る所謂「薬漬け医療」が切り口となり、我が国で医薬分業を導入した最大の理由だとされた。その当時から、風邪の約90%はウイルス感染が原因だから抗生物質を飲ませる必要が無いのに薬を売りたいが為に処方している・・・と云われていた。だが、今日では大部分の医療機関が医薬分業を達成していて、無用な薬を処方しても医療機関自らは儲からない仕組みになったのに、やはり風邪で受診して抗生物質が処方されているのだろう。

勿論、約10%の細菌性の風邪には抗生物質は有効なのだろうが、細菌性かウイルス性かの弁別が確実に診察だけで行えるとは思えない。陰謀説が好きなタイプの人は・・・私の知人もそのタイプだが・・・製薬会社と医師がグルになっていると主張する。しかし、見せて頂いた処方箋にはジェネリック代替を妨げない内容だったので特定の製薬メーカーとのタイアップでは無さそうだし、隣接する薬局とのタイアップが嫌なら遠くの無関係の薬局に行けば済むだろう。

不必要な抗生物質投与に因って細菌は抗生物質に対する耐性を持つようになっていて、別種の医療問題を生んでいるのは事実で有り、人類全体の未来の為にも抗生物質投与は必要な時のみに行うべきなのだろう。その知人の方にも申し上げたが、人類全体の未来の為に血液検査で細菌性かウイルス性かを確定した上で処方をする様に伝えるか、そもそも抗生物質を処方する理由は何かを医師に尋ねるべきだろう。更に云えば、医師に信頼が置けないなら安易に医療機関を受診する事を止めると云う選択もあるだろう。

抗生物質が効く細菌性の風邪は、肺炎球菌モラクセラ・カタラーリス黄色ブドウ球菌溶連菌等があるだろう。最初はウイルス性の風邪だったのだが、二次感染として細菌性感染も併発していく(風邪をこじらす)場合もあるだろうし、抵抗力が落ちた事で常在細菌への日和見感染も有り得るし、中耳炎副鼻腔炎気管支炎肺炎と云った長期化慢性化すると自然治癒が難しくなるモノや、脳炎と云った命に関わる重篤な合併症を引き起こす事もある。

医師ならぬ素人に、それらの見極めが出来るとは思えないので無用な薬は飲みたくないと主張した上でホームドクター足る特定の掛かり付け医に受診すべきだろうか?
医師も商売なので、患者さんの意向を尊重した上で極力無用な薬は処方しないように(その患者さんに気に入られようと)してくれる筈なので、風邪の際には自分自身と性格の合いそうな掛かり付け医を探す作業だと割り切って受診されては如何だろうか?




2013年12月12日木曜日

ビックデータ・・・



JR東日本、Suica利用データ提供について謝罪 希望者は提供データから除外も




直接個人を特定できる情報は何ら含まれていない駅利用者の性別年代構成のほか、利用目的や滞在時間、乗降時間帯などを収集し、それぞれのデータに分析を加えた月1回のリポートを販売するとしたJR東日本への批判が報道された。






これが個人情報には当たらないと多くの識者が共通した認識をしているにも関わらず批判を受けた最大の理由が、手続きの問題とされた。購入したビックデータを二次利用し販売する日立側で発表がされるまでJR東日本は何もアナウンスを行わなかったから・・・なのだろう。この手続き上の問題から、JR東日本はビックデータの統計から除外希望者を外すと云う方法を発表している。






江戸時代の長屋では僅かな家賃で間借り人を集め雪隠からの肥を売却して収入を得ていたとも聞く。肥を払い下げると断っていなかったから、希望者の排泄物は売らないと云う事・・・なのだろう。(IT技術を以てすれば容易い事だ)






兎に角、集められたビックデータに様々な切り口からの分析を加えて活用できる形の商材に仕立て上げようと各社鎬を削っているのは事実だろう。iPhoneでSiriさんに話し掛けた言葉もGoogle検索に使ったテキストも音声も(恐らく)ビックデータを構成する最小単位に化けていくのだろうし、(SNSが苦手な私は使いこなす事が出来ずにいる)Twitter やFacebookも勿論そうだろうし、Facebookの「いいね!」ボタンやGoogle+の「+1」ボタンも恰好のビックデータ創造マシンと化しているのだろう。





唐突に話題が代わるのだが・・・、皆さんは適性検査とか云うペーパー検査を受けた経験はお有りだろうか?





学生の頃には職業適性検査や進学適性検査、自動車教習所や運転免許講習では運転適性検査、就職しても様々な局面で適性検査を受ける機会が在るだろう。この適性検査には性格や信条や宗教観と云った基本的人権や個人情報保護の観点から具体的に尋ねられないデリケートな項目も信頼に値する確度で収拾する事が可能なように作られているのだ。だがこれには、心理学的な工夫が大部分で統計的手法は余り盛り込まれてはいない。

しかし、もし・・・ビックデータ規模の母集団でデータ解析を加えた活用できる形のアウトプット群から、もしも個人へ逆アセンブラ解析を行ったら・・・どうなるだろう?


Facebookの「いいね!」ボタンを押す傾向から、性的指向がバレてしまう可能

そして、更に Facebook、「イイね!」ボタンに代わる「同情する」ボタンを計画中?



ネットを介して集められた「個人が発した情報のカタマリ」とでも言うべきメガデータに果たしてプライバシーは存在するのだろうか?或いは、それは人類を明るい未来に導き未来の生活を飛躍的に便利にする集合知なのだろうか?それとも・・・



個人情報保護の観点から多くの先進国では、個人の尊厳もしくは社会的信用を害する用途で情報を使用、若しくは害する結果に至ってしまう事を禁じているのだが、1つ1つでは何ら保護すべき個人情報に当たらなくても個々人が相当の期間発信し続けた大量の設問に対する大量の「イイね!」の履歴からなら・・・人種・出身民族、政治信条、信教・思想、労働組合の構成員、健康・性生活、納税への対応、遵法精神、性格、人間性・・・他人のみならず家族にも秘匿したい秘密や、本人自身すら知る由も無かった本人の秘密まで「逆引き」する事を可能にしてしまうだろう。それはシャーロック・ホームズの様な特殊な能力者にしか出来得無かった事がIT技術の助けを借りれば誰にでも実現出来てしまう事・・・なのカモ知れない。







2013年12月9日月曜日

「やる気スイッチ」発見される!

前帯状皮質への電気刺激が困難を乗り越える意志を生み出す・・・のだそうだ。「困難を乗り越える意志」とは、当に「やる気」なのだろう。


前帯状皮質への電気刺激が困難を乗り越える意思を生み出す2013年12月8日 12時59分 (2013年12月9日 11時51分 更新)
eggy 曰く、スタンフォード大学の研究によれば、脳の前帯状皮質を弱い電流で刺激することで、困難を乗り越えるためのやる気を起すことができるのだそうだ(論文アブストラクト、 Business Insider Australiaの記事、 本家/.)。
被験者となったのは2名のてんかん患者。発作の原因を調べるため、2人の脳には既に電極が埋め込まれていたとのこと。2人の前帯状皮質に弱い電流を流したところ、心拍数が上昇して首または胸部に刺激を感じ、「試練の予感と、その試練を乗り越えるための強いやる気」を感じたとのこと。前帯状皮質は、エラー検出や予測、集中力、動機付け、情動反応などに関わるとされている。
研究チームが以前行った実験では、前帯状皮質を損傷したラットがあきらめやすくなるという結果が出ている。餌にたどり着くためには障害物を乗り越えなくてはならないのだが、前帯状皮質を損傷したラットは、損傷していないラットよりも簡単にあきらめてしまったのだそうだ。今回の研究により、今後、精神的または肉体的な苦痛に対する耐性が低い人に対して、前帯状皮質を刺激して治療することができるようになるとしている。


「やる気」が出ない時・・・は誰にでもあると思う。そんな時は、「やるべき事」を後回しにして思いっ切り遊んだり、「やる気」が湧いてくる別の事に打ち込んでみるのが良いらしい。私などは、そんな風に「やるべき事」を後回しにして思いっ切り遊んで、「やるべき事」では無い事に打ち込んだ結果が今の人生なのだから「やる気」に縁が無い人生もまんざら捨てたモノでも無いのカモ知れない。

しかし、往々にして「やる気」が出ないまま「やるべき事」をやらなければならないのが人生なのカモ知れない。そこで、何故「やる気」が出ないかの原因を考えてみたり、「やるべき事」をやらないと誰か(自分や家族や、自分を愛してくれる人)が困るとか考えて、自分自身を追い詰めてみても仕方が無い。私自身の経験だからハッキリ書くが、「やる気」が出るまで別の事をして時間待ちをしてみても「やるべき事」をする「やる気」はやっては来ないのである。私が、それに気が付いたのは30歳になったばかりの頃だった。もう少し早い内に気が付いていれば、もう少しはマシな人生だったのかも知れないが・・・

「やる気」なんかを待たずに「やるべき事」をやっている内に、「やる気」が出てくるなんて夢物語を語る気は無い。私の掴んだ真理とは、「やる気」なんかを待たずに「やるべき事」をやっている内に、「やるべき事」を私本人がやりたい様に改変していく事で、「やる気」が起きない「やるべき事」が、「やる気」が湧いてくる「やるべき事」に変わっている訳だ。勿論、初期状態の「やるべき事」と改変された「やるべき事」は全然別物だったりするのだが、その「やるべき事」に携わる人々の大部分が改変された「やるべき事」こそが本当は自分達が「やるべき事」だったと気が付けば良いので有る。

これは、難しい数学の問題を解く前に正解を別の答えに換えてしまうと云う一種の反則なのカモ知れないが、今までの人生でルールブックを示して反則だと宣言した審判に出遭った事が無い。そもそも「やる気」が出ない「やるべき事」こそが誤りで、本来の正しい「やるべき事」は「やる気」がデフォルトで存在する筈なのだ。

・・・と云うのは長〜い言い訳に過ぎない。

「やる気」とは「やるべき事」を全うする為に、「試練」として被るであろう未来の苦痛を予期した上で、「やるべき事」をやり遂げようとする内的な動機付けを意味する感覚らしい。「やる気」とは、一種の麻薬で感じるらしい全能感・万能感や、催眠暗示やマインドコントロール下で感じるらしい強制感・強迫感とは異なる感覚・・・勤勉な人間ならではの崇高な感覚なのカモ知れない。

どうも「やる気」に縁が無い生活を長らく過ごしすぎたので、私も強制的に前帯状皮質への刺激を貰いたいのだが・・・感染症の心配から脳に電極を刺す侵襲式よりも非侵襲な方法の方が良さそうだ。

ヘルメットに内蔵した超音波デバイスで脳を制御する技術・・・と云うモノがあるらしい。『経頭蓋パルス超音波』なら非侵襲に「やる気」が欲しいときだけ「やる気」スイッチをONにする事が出来る・・・のだろうか?


2013年12月6日金曜日

スマホ通話料半額、但し・・・

楽天でんわ

楽天電話とは、相手先電話番号の頭に「0037−68−」を付けて電話するとLTEスマホ・携帯電話での電話番号が原則半額になると云うサービスである。

例えば、定額量を払ってXiかけ放題を導入している場合は、相手先がドコモなら通話料定額の範囲で電話できるのだが、相手先がドコモ以外だと21円/30秒と云う比較的高額な通話料が発生していた。

勿論、SkypeやLINE等のインターネット電話や、050番IP電話等を使えば通話料を抑える事は可能だが。インターネット電話は通信の相手方も同じサービスを利用している必要があるのとビジネスの局面では使い難いだろうし、Skypeから一般電話に掛ければ通話料は安いのだが日本国内では犯罪に使われる恐れがあるとされ発番号通知が使えない。今時、発番号通知が無い電話が架かってきても出ないか、番号通知が無い電話は鳴らない設定をしてあるので使えない。他のSkypeからの番号通知がキチンと実現している国では、設定してある一般的に使われているその電話機の電話番号を通知してくる。(アカウントとして設定されていれば、例えば東京都下の一般加入電話を装った03−XXXX−XXXXを番号通知する電話発信が中国からも掛けられてしまう。Skype自体がグローバルなツールなので、そんな使い方を求める人が使っていて、且つ、本人確認等は曖昧であり、我が国の様な性善説に立つ平和な国では恰好の犯罪ツールと成り得るのだろう?)050番IP電話も自分の発番号として認知して貰う迄の敷居が高く、同じくビジネスツールとは使い難いのだろう。楽天電話の発信者番号通知は、自分のスマホで使っている携帯電話番号を通知するのだ。通話の相手方から見れば楽天電話を使っていようが居まいが番号通知からは判らない。(通話音質も変わらないと云う事だが・・・、気の性か少し違うような気が・・・)

楽天電話が通話料半額(10.5円/30秒)を実現した方法は、フュージョン・コミュニケーションの電話網(IP電話用基幹回線?)を使っている。「0037−68−」の接頭番号を付けてスマホからダイヤルすると、携帯電話会社向けにはフリーダイヤルでフュージョン・コミュニケーションの電話網に繋がり、接頭番号以下の対象電話へのキャリア向け接続料と市内通話料をフュージョン・コミュニケーションが立て替えておき、後日、利用者に通話時間分を請求する事で利ザヤを得ると云う商売だろう。

但し、ドコモのXiトーク24や、auのLTEプラン(1-21)や、SBMのホワイトプラン(1-21)を使っている方で相手先が同一キャリアな場合は、楽天電話を使うと定額通話で追加費用が不要なのに10.5円/30秒を請求されてしまう事に成ってしまう。だから、通常の方法で電話して、無料通話の対象と知った人は除外リストに載せて楽天電話を使わなくすれば良い。・・・と云った処で、キャリア間を行ったり来たりする風潮が流行っているので、相手のキャリアを知っておく事が重要なのカモ知れない。明らかにキャリアが異なる通話の相手先や固定電話の類は、電話帳編集で「0037−68−」のプレフィックスを付けておくのが良いのカモ知れない。
私が頻繁に通話する相手方の皆さんのスマホや携帯には、キャリアの事前調査が不可欠となる。コレって片っ端から電話しまくってアンサーバックが聞こえたら電話を叩き切る・・・って少々野蛮な方法がある。他社キャリアの事は知らないが、ドコモの場合、相手先もドコモならドコモ♪ドコモ♪とアンサーバックした後に呼び出し音が鳴り、他社キャリアの場合はツツ・ツツとアンサーバックした後に呼び出し音が鳴り始める。が、ウッカリ架かってしまうと無言で切る訳にはいかないので「あ?間違え電話をしてしまいました。御無沙汰しています。御元気ですか?」等と話さなくてはならない。

そんな野蛮な方法は試せないと云う謙虚な私には・・・、こんな事をブログに書いても良いのか判らないけど・・・ドコモ端末から114(話中調べ)をダイヤルし、相手先の電話番号を入力すると相手が話中か電話が空いている等の返答が有れば相手先は間違いなくドコモ端末だし、「申し訳御座いません。ドコモを御利用中以外のお客様の電話番号をお調べできません。」と弾かれたら相手先はドコモ端末以外と判明する訳だ。但し、こうした用途で目的外利用する人が増えたら何らかの対策(面倒な手間を掛けないと話中か否かを調べられなくする)が加えられるカモ知れないので良い子は真似をしないで下さい。尚、今は114番に1回電話すれば2番号を調べる事が出来る。話中か回線が空いているの自動回答アナウンスをDTMFで止めれば「無効な番号です」と返され、再び別の電話番号を調べる事ができる。尚、auやSBMでは自動の話中調べサービスが無いが、SBMは料金案内の特番(*5555)から調べたい携帯電話番号を入力し暗証番号を要求されたらソフトバンクの携帯だと判明する。
ま、上手く使えば他キャリアへの携帯・スマホへの通話料を半額に出来る楽天電話だけど・・・、こうして各キャリア横並びで10.5円/30秒を維持してきた均衡が楽天電話によって破られるカモ知れない。各キャリアの他社向け通話料が下がればイコール楽天電話の魅力が減少することになる。ドコモに対する後発の2社の猛チャージで、我が国の移動体通信費用は大幅に安くなってきた歴史が有るが、こうして共倒れを防ぐ3社ほぼ横並びの料金体系の中では通信料の低価格化は止まったかに見えたが、移動体キャリア以外の参入でバランスが崩される事態となってきた。楽天電話を移動体キャリア3社が嫌って何らかの障壁を3社協同で開始するかも知れないし、楽天電話に触発されて更なる価格競争が勃発するのカモ知れない。(少なくとも、Voice on LTEが始まる頃には、基本料に無料通話を含んだパックプランを各社準備していると聞く。)

それと・・・、こんな事をブログに書いたら拙いのかも知れないけど・・・、事件捜査で移動体通信端末の位置をリアルタイムで割り出す時には番号通知をしない設定の楽天電話経由の携帯電話は発見が遅れてしまうカモ知れない。もし、そんな風に犯罪に使われたらSkype_OUTが日本国内では番号通知出来なくなったのと同じ理由で楽天電話の番号通知も止められてしまうカモ知れない。発信者番号が真正なモノと云う前提でセキュリティを考えるのは危険極まりないと思う。既に国内でも発信者番号が偽装される犯罪が報告されている。(自宅電話番号を表示したり、110を表示した犯罪者の電話等)

楽天電話は上手く使えば電話代を安く出来そうなので登録してみた私だが、本心を云えば、自分の番号を通知するSkype_OUTが使えるなら、それに勝る事は無いと思っている。既に通話と通信の垣根は取っ払われたが、前世紀からの通話系の柵に因って進歩が阻害されていると思うのは私だけだろうか?

2013年12月4日水曜日

TV無しでも受信料の全世帯義務化?

<NHK>受信料の全世帯義務化 ネットと同時放送で見解 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース:

負担が公平で無いから、受信契約=受信料徴収が伸び無い・・・とNHK側が本気で考えているのならトンだお門違いだろう。「全国での受信料納付率が73%」と云うのが低すぎるので全世帯義務化には至らないからナンなのだと「誰が」考えているのかも曖昧だ。それならば、国民年金の保険料納付率の方が低いので義務化を取り止めするのだろうか?(ナンセンスだ!)


そもそもNHKとの受信契約は、契約自由の原則(個人の契約関係は、契約当事者の自由な意思に基づいて決定されるべきであり、国家は干渉してはならない)と云う近代私法の三大原則に抵触していると云われていた。根拠となる放送法自体に受信契約をしなくても罰則規定存在しないと云う無力なモノである。だが、判決は悉くNHK側に有利に与したモノが続いている。司法は、放送法に基づく受信料納付は作為義務化していると見做しているのだろう。現在の受信料納付率に関わらず司法がNHK側に与する判決を出し続けるのなら、放送法に罰則規定を設けて義務化するか、いっそのこと、NHK受信料支払いを国民の義務として税金として徴収するか、他の諸外国の公共放送が認めている様に広告収入を許容する様に放送を改正する、国営放送として国家が直接運営する、等々の選択肢も在って然るべきだ。公金としての運用の厳格さを要求されない日本放送協会受信料と云う曖昧な形を取り続けながら全世帯義務化を想定するだけでも烏滸がましいと思うべきだ。


放送業界への若者のTV離れは深刻なのだそうだし、恐らく、事実上の国内生産から脱却した家電業界も今後はNHKの放送を受信できないTV受像機と云うモノも登場してくるカモ知れない。NHKの放送を受信できないTV受像機とワンセグ受信機能が無い携帯やスマホならNHKの受信契約は正々堂々と解約し民間放送を愉しむ事もできるのだ。特に・・・NHKの御威光に怯えずに済む外資系家電メーカーならいつ上市してもおかしくはないだろう。だから・・・ネットでも放送と同じコンテンツを視聴可能ならTV受像機が無くても受信料を義務化しようとは狂人の戯言である。


NHKの担ってきた社会的意義はもはや失われたと私は思う。公共放送で有り続ける意義も多くの民放が過飽和に達した事で既に過去のモノである。国際放送も含めた公益国策放送を徹底する為に、民間放送と峻別した国営放送として再スタートをすべきだと思う。


自由の国アメリカのボイス・オブ・アメリカ(VOA)は公共放送ではなく国営放送である。我が国のNHKが国営放送化すれば、受信料も払わず特亜諸国で不正に越境受像されているコンテンツに我が国の国策としての手心が加えられる様に成り極東アジアでの平和的融和に大きく寄与するだろう。娯楽を提供しつつ親日派を育てていく事業は。受信料収入減少に悩みながら広告収入減少に喘ぐ民放と視聴率を争いながら消耗戦を繰り広げるよりも、当に我が国国益に大きく資する重要な国家的事業足り得ると思うのだが如何だろうか?


2013年12月3日火曜日

インフルエンザ予防接種

ここ15年位はインフルエンザに罹った事が無い。そもそも馬鹿は風邪をひかないとは名言だが、御多分に漏れず私が風邪を患って高熱を出したと云う記憶は・・・昭和天皇崩御の日だったか?(この時は、約1週間高熱が続いてヘロヘロになった)

妻は学校公務員なので生徒さんの手前インフルエンザに罹る訳にはいかないという職業倫理が存在するのだろうが、私はインフルエンザに罹りたくは無いが予防接種をしてまで避けなくてもと思っていた。特に、昨年のインフルエンザ予防接種は予防効果が薄かったのか・・・接種した筈の娘はインフルエンザに罹っていた(周囲の知人も、予防接種を受けたのに罹った人が複数存在していた)。当たり外れは在るのだろうが、受けても効果が薄い場合も在るのなら予防接種を受けるリスクもゼロでは無い以上、私は受けなくても良いと思っていた。

だが、今年は・・・多分生まれて初めてインフルエンザの予防接種を受けてみた。外れ年の翌年が当たり年である・・・と云う根拠は希薄だが、家族全員で接種すべしとホームドクターの営業戦略に従った次第。

昨年の厚生労働省選定のワクチン株は
 A/California/7/2009 (H1N1)pdm09
 A/Victoria/361/2011 (H3N2)
 B/Wisconsin/1/2010(山形系統)

であり、WHOの北半球推奨ワクチン株と同じ(厚労省の意向がWHOの決定に関与している)である。

今年の厚生労働省選定のワクチン株は
A/California/7/2009 (X-179A)(H1N1)pdm09
A/Texas/50/2012(X-223)(H3N2)
B/Massachusetts/2/2012(BX-51B)

ホームドクターの弁に拠ると、インフルエンザワクチンの発症予防効果には限界がありワクチンを接種すれば大丈夫と過信せず、古典的な手洗い・嗽・人混みを避けると云った基本的なインフルエンザ対策に万全を期すことが重要だ・・・社会全体での大流行を遅らせる効果は期待できるので・・・との事。


おいおい・・・インフルエンザの予防接種を受ける事は社会貢献活動の一環なのか? 知人がギラン・バレー症候群を発症してインフルエンザ予防接種との因果関係を気にして居られたので、危うきに近寄らず(接種しない事のリスクが、接種した時のリスクを上回る際に接種する・・・と云う海外渡航時の推奨予防接種と同じ扱い)と考えれば接種不要と思っていた次第。


今シーズンの国内流行は今年選定されたワクチン株との反応性が低いAH3亜型と、B山形系統の局所的流行が報告されている。インフルエンザ予防接種は、流行の報を受けて駆け込み的に接種率が上がっていくモノらしいけど、この時点で既にスカっぽいと思うのは私だけ?


針痕周囲が少し赤くなり少しダケ腫れた程度の副反応で済んだけど・・・。


2013年11月28日木曜日

丙子胡乱

丙子胡乱は、明との蜜月的な属国関係に在った李氏朝鮮が、急速に勃興した後金(後の清帝国)に逆らった結果、清帝国が朝鮮に攻め入り占領された戦争の事で、その後は明代と異なり厳しい占領下政策に苦しんだ契機となった。後に、日清戦争に勝利した日本に拠って大韓帝国として独立(形だけの独立と云われるカモ知れないが)を果たした。李氏朝鮮以前は建国から漢民族の支配下にあった高麗に朝鮮半島は統一されたが、中国をが統一すれば宋の、契丹が侵攻を行えば契丹の、宋が契丹と闘えば宋の、契丹が優位に立てば契丹の、契丹が女真を制圧すれば朝鮮も女真を占領していたが女真軍に敗れ女真が興したの属国となっていた。



兎に角、国の歴史の大部分が宗主国から冊封を受けた朝貢国に甘んじてきた大韓民国は今や温故知新としてか丙子胡乱ブームなのだそうだ。



1945年8月15日に日本が連合国に敗れたが、急遽参戦したソ連が日本併合下の朝鮮半島北部を日本の敗戦後も侵攻を続けていた為に、反共を掲げていた米国はソ連の急速な進軍で朝鮮半島全体が共産主義に落ちる事に危機感を感じソ連に対して北緯38度線を境に南北朝鮮を分割占領する事を提案。ソ連は提案を受け入れ、北緯38度線を境に北側はソ連が占領統治し、南側は米国が占領統治する事となった。その後建国された北朝鮮が建国されたばかりの中華人民共和国の助けを借りソ連から武器の調達を受けて38度線を越え大韓民国へ侵攻を開始したのだ。これを日本では朝鮮戦争と呼んでいる。尚、朝鮮戦争についてはwikipediaを読み返す事をお薦めしたい。どうも何処かの国と何処かの国の歴史認識とは大きくかけ離れているので・・・



兎に角、反共の砦として大韓民国を守り続けてきた恩義は在るモノの弱体化が見え隠れする米国と、急速に国力を強めつつ在る中国、昇る中国と沈む米国のどちらの威を借りようかと云う選択に迫られているのだろう。明の恩義に遠慮して清に逆らった時と同じ失敗を犯すなと云う声が高まっているのだろう。



最近の大韓民国は米中間での二股外交を目しているのだろう。今の大韓民国大統領朴槿恵の父は朝鮮戦争終結後間無しに軍事クーデターを起こして軍事独裁権威主義体制を樹立した人物でこの独裁政権は民主化運動の高まりで側近のKCIA長官に暗殺されるまで17年続いたのだが、大韓民国大統領に就任する否や日韓基本条約を締結して日本との国交を正常化し11億ドル(当時の1ドルは360円)の経済協力金をせしめ「漢江の奇跡」と云う経済発展を遂げた。強権政治を敷き民主化を阻み終身大統領として自身の権力を死ぬまで保持しようとした独裁者では在ったが日本を上手く操って投資を引き出し経済を大きく発展させた功績を認める人も多く歴代大統領人気投票では堂々の第一位なので、暗殺された彼の娘である朴槿恵が大統領に選ばれたのは経済発展を成し遂げた父に肖ろうとしたのだろう。娘である朴槿恵は、父の最大の欠点で在る親日派を気取られる事なく卑日に勤しんでいる。



そんな朴槿恵大統領も短期間では経済発展で成果を挙げられず折からの丙子胡乱ブームに煽られた結果、「米中二股外交+卑日」を外交方針に据えてしまった。米国には北朝鮮を抑えて貰いたいし、卑日政策の成果として日本にギャフンと言わせる為に中国との接近が不可欠だ。しかし、これでは「卑怯なコウモリ」と云うイソップ寓話の様だ。但し、この路線でいつまでも米中が機嫌良く欺し通せるとは思ってはいまい。そんな事は、宋と契丹で二股政策を演じた挙げ句何度も何度も寝返り続けた高麗時代末の歴史を紐解けば判る筈だ。米国のMD構想参加を迫られて困った時も、日本が従軍慰安婦問題を謝罪しないから参加出来ないと卑日に逃げた。日米韓の防衛協力構想を迫られた時も日本が歴史認識を改めないから参加出来ないと卑日に逃げた。この次は、何が何でも日本が嫌いだから参加出来ないと言い訳するのだろうか?




丙子胡乱と、高麗時代末の宋と契丹の間で寝返り続けた歴史を反省すれば、韓国に残された途は独自に核武装して米国の傘から離脱する事なのカモ知れないが、その機を北朝鮮が見過ごすとは思えない。何故なら、大韓民国と北朝鮮は国境を境に隣接し合った国同士と云う関係で在った事は一度も無く、朝鮮半島と云う1つの領土上に2つの政権が存在すると云う状態が続いている。彼の国の歴史を紐解けば、何でも有りなので大韓民国が一足飛びに核保有国になる禁じ手として南北が融和され朝鮮半島の民族統一が為されるのカモ知れない。



窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)とは恐ろしい。

2013年11月26日火曜日

生き残りの達人

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」:

黒田官兵衛と云う人物は、西田敏行が豊臣秀吉を演じた橋田壽賀子原作・脚本のNHK大河ドラマ『おんな太閤記』を亡父が観ていたので御相伴に与った際に登場した小寺官兵衛として知った。軍師=参謀と云う役職を知り、大学生だった私に将来は参謀になりたいと思わせた歴史上の人物である。黒田官兵衛の出生への縁が備前国邑久郡福岡村らしく通勤路脇に看板が立っているのを見る度に、その学生時代の仄酸っぱく恥ずかしい記憶が甦ってくる。

天下人に憧憬する人も多いだろうが、天下人を夢見たが不運に妨げられたが「生き残りの達人」として穏やかな老後を過ごした黒田孝高(黒田官兵衛は通称名)が、私の歴史上の推しメンである。参謀職に憧れた私は、参謀職を務める為の教訓として黒田官兵衛の伝記小説を読んだのだが・・・私の人生には教訓は活かされたのだろうか?

兎に角、歴史上の推しメンがNHK大河ドラマに登場するので観るか観ないかに関わらず全話録画する事に決めた。(基本的に私はTVは観ない人なので・・・)

2013年11月25日月曜日

深発地震

気象庁|地震情報:(平成25年11月19日04時11分頃の地震 )


この震源地は遠州灘(北緯34.4度、東経137.1度)、震源の深さは約350km、地震の規模(マグニチュード)は5.7であった。震源の深さは約350kmだから深発地震である。深発地震とは文字通り地下深いところで発生する地震の事だが、多くは、比重の軽い大陸プレートの下に潜り込む比重の重い海洋プレートのプレート内部で発生するスラブ内地震だと云われている。

私の地元である岡山県近くで発生したとされるスラブ内地震は1905年や2001年に発生した芸予地震である。勿論、この芸予地震の震源域では1649年1686年1854年1857年1905年2001年と云う風に地震が続いてきていた。この芸予地震のメカニズムは、山陽地方が載るユーラシアプレートの下に高知県沖の南海トラフからフィリピン海プレートが潜り込んでいるのだが、そのフィリピン海プレートの内部で起きる地震が、何故か同じ震源域で発生していると云う訳だ。古くは愛媛県側の被害が大きかったが、直近2回では広島県側の被害が多かった事から震源域が移動していると思われる。これは・・・私の〔勝手に)想定しているオルゴール・メカニズムでの起震説では、芸予地震の震源域周辺で大陸側プレートの裏に何か(潜り込み損なったフィリピン海プレートの破片等)が挟まっていて、この部分で単に潜り込んでいくだけのフィリピン海プレートが引っ掛かって局所的に変形応力を溜めていて、それが定期的に解放されているのだと思われる。過去2回の発震間隔から何かの傾向を読み取ろうとするのは愚の骨頂だが、素人目には挟まっていた何かは下流方向に少し流れたので、次の芸予地震の発生する間隔は広くなっていくと思われる。これら芸予地震はスラブ内地震だと云われているが震源の深さは約50Kmと浅いので、地震の震度や被害は震源域周辺に集中している。そもそも、深発地震・・・と云うかスラブ内地震は特定の発生域で継続して起きることが知られているので、その震源域には何か特別の状況が存在するのだと予測されている。偉い学者の先生は、これが何かを断言する事が出来ないのだろうが、素人の気安さで私は、その原因を割れ残った海洋プレートの破片説を以前から着想している。

だが、今回冒頭で引用した地震は、震源の深さは約350Kmと深く間違いなく深発地震であるのだが、震度分布には素直に肯けないモノが在る。それは、震源地よりも震源地を遠く離れた場所で震度が大きくなるという現象であり、これを異常震域と呼ぶ。この異常震域のメカニズムは既に多くの可能性が論じられている。恐らく、その多くの可能性の大部分が、それぞれ個別の異常震域のメカニズムを説明しているのだと思っている。

今回の震域の大部分が載っているのが北米プレートなのか、起源は北米プレートなのかも知れないが既に分離し独立したオホーツクプレートなのか、以前から議論されてきた。だが、3.11後の解析や、その後に頻発した余震、及び、カムチャッカ半島周辺域での過去からの地震解析から・・・今日までの主流派の考えである東日本が載るのは北米プレートであると云う考えより、独立したオホーツクプレートであると考えた方が辻褄が合うと云われ始めている。このオホーツクプレート仮説では、北米プレートとはトランスフォーム断層であるウラハン断層で分かたれ、東からは太平洋プレートが潜り込んでいて、西はアムールプレートとユーラシアプレートと接している。そして、南側は、駿河トラフを挟んでフィリピン海プレートと接しているのだが、その海洋プレートである筈のフィリピン海プレートの下に太平洋プレートが潜り込みつつフィリピン海プレートは西日本が載るユーラシアプレートの下に潜り込んでいる。

この遠州灘は東海東南海南海地震予知に於ける「アスペリティD」と呼ばれている地域で、ここの深さ350Kmに在るプレートは、太平洋プレートである。




だから・・・太平洋プレートのスラブ内地震だったので、太平洋プレートの沈降スラブ沿いに揺れが伝わり、その揺れが首都圏直下のマイクロプレートを伝わりオホーツクプレートに抜けた・・・と成るのだろうが・・・。

当ブログ過去記事『2013年9月4日水曜日 今朝の地震』の時の地震もそうだが、何だか東日本大震災以降東日本が載っているオホーツクプレートは揺れやすく成っているのだろうか?

2013年11月23日土曜日

岡山県で感じられる不思議な揺れについて・・・

昨夜のブログ記事に関して私信で御質問を頂戴したので・・・ネタとさせて頂いた。

ブログの過去記事「ゆっくり地震 2012-03-16 20:52:41 」にも書いた・・・私が寝入りばなに何度か感じていて、高感度地震観測網 Hi-net (独立行政法人 防災科学技術研究所)にも記録されていく微震動は何だろうか?


そのゆっくり地震を感じた際に書いた私の別ブログの過去記事「地震・・・ 2010-09-20 00:18:41」に拠ると、平成22年9月19日21時47分に私の自宅で不思議な地震を感じている。相も変わらず文才に乏しい文章だが『自宅がタ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ンと6秒ほど揺れた。』と書いてある。(タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン と云う揺れは何かの液体的な揺れを表現したツモリ)その時点では私は、自宅立地である干拓地の軟弱地盤だから液状化は起こっていなくても液体的な揺れをするのかとか・・・、(阪神淡路大震災を契機に建てた自宅なので耐震化には気を配ったツモリなので導入した当時の免震設備の欠点として)風を受けると建物が揺れる事とか・・・を揺れの正体にして納得しようと試みた位に、液体的な不思議な揺れである。

その後も引き続き不思議な揺れの地震は続いていて、その際の高感度地震観測網 Hi-net(独立行政法人 防災科学技術研究所)で表示された地震に関する情報は以下の通り。




震源地 岡山県震源時 2010/09/19 21:47:29.14緯度 34.607N経度 133.612E深さ 14.7kmマグニチュード 3.3走向1/走向2 123.8/33.5傾斜1/傾斜2 88.1/82.4スリップ角1/スリップ角2 7.6/178.1品質 76.05




震源地 岡山県震源時 2010/09/19 22:50:59.98緯度 34.605N経度 133.609E深さ 14.0kmマグニチュード 2.9





震源地 岡山県震源時 2010/09/20 00:16:09.80緯度 34.606N経度 133.611E深さ 14.6kmマグニチュード 3.4

尚、(私の中では勝手に)この不思議な揺れには決着が付いているので、それ以降に寝入り端に、こんな揺れを感じていてもアレかと思って気にしない事にしているので高感度地震観測網 Hi-netで確認しない事も多く、枕元のスマホで確認したとしてもナンだ、又か・・・と記録もしていない。寝入り端と云う特殊な状況でしか感知できない揺れなのだが、この揺れは度々感じている。その揺れは、程度の差こそあれ液体的な「タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン」と云う揺れである。

別ブログの過去記事「ゆっくり地震 2012-03-16 20:52:41 」を最近読まれた方から私信が届いていて、その際に素人の私が勝手に考えている不思議な揺れの正体を恥ずかし毛も無く御披露した序でもネタ不足の拙ブログのネタにしようと思い立ったから・・・。

この「タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン」と液体が介在している風の不思議な揺れは、感覚の通りに大量の液体が移動する際に起震した振動であると私は思っている。液体が普通の水(高温の温泉水)なのか、流動性の高いマグマなのかは素人の私には断言できないが、この不思議な地震の震源地である岡山県小田郡矢掛町 中の地下約15Km辺りHi-net上にマグニチュード3規模の地震と記録される巨大な液体の溜まりが存在するのだと考えている。

この液体の正体は、フィリピン海プレートが含水していた大量の海水由来の水か、その高温高圧の水に起因してマントルが融解したマグマかの何れかなのだろう。



地元岡山県に於けるフィリピン海プレート西側は、緩やかに潜り込んでいるので岡山県小田郡矢掛町 中付近では地下50〜60Km位に潜り込んでいるプレートが含水している水を上部マントル内へ放出しているのだと考えられる。その放出している水が地殻内の空洞に溜まった巨大温泉水タンクになっているのだろう。先に私は、大量の高温温泉水か大量のマグマか判らない等と不安を煽る書き方をしてしまったが第四紀(地質時代:258万8000年前から現在まで)火山が、この岡山県中央部には存在していない事から考えても、岡山県小田郡矢掛町 中の地下約15Km辺りに存在する大量の液体とは高温の温泉水であると推察される。

寝入り端に偶に感じる「タ~ワ~ン タ~ワ~ン」とした不思議な揺れの正体は、岡山県小田郡矢掛町 中に存在する巨大な温泉水タンクに、更に大量の高温の温泉水が補給された時の揺れなのだと考えながら眠れば、寒い冬でもポカポかと温かく良く眠れる事だろう。(但し、たった地下15Kmまでボーリングして大量の温泉水を取り出そうと思うと恐らく数百億円が必要なので・・・採算ベースで活用する為には原発規模の地熱(熱水)発電所しか無いだろう。地震災害のリスクが最も低く安全安心な吉備高原の横には、現在国内で知られている最大規模の温泉水利用に関しての既得権益が存在しない地中熱水溜りがある。)



この図の赤丸辺りが素人の私が大胆に(当てずっぽうで)予測で決めた巨大温泉水溜りである。周辺の地質は白亜紀後期の中粒花崗岩で出来た山とそれらが崩れた礫・砂・シルト・粘度等で構成されている。丁度、私が勝手に書いた赤丸の中にある伽藍山(がらんやま)には石英閃緑岩が貫入している。(Dq:Diorite quartz と書かれた青丸部分)こう云った地形では、何故か寺院や神社が建てられる事が多い。良い気が湧く地勢として・・・今風に云えばパワースポットとだと見出されたのだと思う。この伽藍山も御多分に漏れず行基に拠って天平9年(737年)に伽藍山 極楽寺(本堂及び12坊)が開創されていた。
中国地方の山々は大部分が白亜紀後期の花崗岩で出来ている。花崗岩は、マグマが流れているまま固まったとされる流紋岩と同じ構成物質(SiO2が70%以上なので白っぽい)が時間を掛けてゆっくり冷え固まって出来た岩石で、低温で結晶化する正長石石英なども充分成長し、等粒状組織となっているモノだ。ここに、海洋プレートを構成していた柘榴石が再び熱せられて溶けたモノが冷えて固まった石英閃緑岩(黒っぽい)が貫入している事から、この辺りは生成当時は激しい造山運動を物語っているのだろう。

中生代である白亜紀前期の中国地方は、北海道より北側にあったのだが、中央構造線に沿って南側の日本列島と激しくぶつかり合いながら南下してきて今の配置になったのが白亜紀後期頃だとされている。



この名残が中央構造線である。



更に余談だが、中央構造線より上側は構成される花崗岩に含まれる放射性物質の量が多いので元々は別々の大陸プレート上に存在した陸地同士だった事が判る。人間の一生の間では大地はドッシリと動かないように見えるが、人間の一生なんて悠久の時の流れの中では瞬きする一瞬に過ぎないのだろう。東日本大震災で東日本が2m程中国大陸から遠ざかったのだそうだが、こうしてGifアニメで動きを見ると、この後の日本列島の動きが見えてくる・・・様な気がする。






産業技術総合研究所
地質情報研究部門 地球変動史研究グループ

高橋雅紀(理学博士)様のWebより引用

2013年11月22日金曜日

今までの南海地震予測には見直しが必要か?

別ブログの過去記事「ゆっくり地震 2012-03-16 20:52:41 」にも書いたが、深夜スロースリップ地震と呼びたくなる様な不思議な振動を感じる事がある。言語能力が乏しいので上手い表現が出来ないのだが「大きな船が風で傾ぐ様な・・・液体的な」揺れである。














その別ブログに引用した図だが「西南日本に発生する深部低周波微動の活動概況」である。但し、この図に記された低周波微動は地震計に計測されたモノであり、この微動こそが正しい意味でのスロースリップ地震であり、恐らく、このスロースリップ地震が起きている位置に微動を記録される程度のアスペリティが存在しているのだろう。この図に記録されている微動の震源域周辺に、将来地上に住まう人々に被害をもたらす強震動を引き起こす真のアスペリティが隠れているのだろう。

このフィリピン海プレートがユーラシアプレート(いや、アムールプレートと区別すべきか?)の下に潜り込む典型的な海溝型プレート間地震のとして南海・東南海・東海地震は捉えられている。直上の引用図では何故かスロースロップ地震が観測されていない空白地帯が存在している。

その答えが、フィリピン海プレートの断裂である。

公益社団法人日本地震学会 - 表紙

"フィリピン海プレートの断裂と西日本の地震火山活動"


公益社団法人 日本地震学会Webページ表紙より


「プレートは過去数百万年の運動変化の結果,現在の中国四国地方と近畿地方の間で断裂しており,その運動史と形状によって地下からの流体の供給ルートが規定されるだろう.内陸の地震火山活動はそれらを反映する」

引用:Ide, S., K. Shiomi, K. Mochizuki, T. Tonegawa, and G. Kimura (2010),
Split Philippine Sea plate beneath Japan, Geophys. Res. Lett., 37, L21304,
doi:10.1029/2010GL044585. (東京大学大学院理学系研究科 井出 哲)


紀伊水道の辺りでフィリピン海プレートが断裂し、紀伊水道以東のフィリピン海プレートは急角度に沈み込んでいて、紀伊水道以西のフィリピン海プレートは(若くて、薄いので)緩やかな角度で西日本が載っているユーラシアプレートアムールプレート)の下に潜り込んでいるのだそうだ。その深さは、和歌山市の直下では約60Kmに達しているのだそうだが、岡山市の直下では約40Kmなのだそうだ。その学説を紹介している新聞記事を引用する。



南海地震予測に見直しか?
西日本の陸の下に潜り込んでいる巨大な板状の岩盤で、東南海・南海地震などを引き起こす「フィリピン海プレート」が、近畿と中四国の間の地下で裂けているとみられることが、防災科学技術研究所などの地震波解析でわかった。従来の東南海・南海地震に関する予測は、ひとつながりの岩盤と考えて行われてきており、想定震源域や予測震度の見直しも迫られそうだ。広島市で開かれている日本地震学会で27日、発表した。
フィリピン海プレートは、太平洋から、西日本の陸を構成するプレートの下へ年に4~5センチの速度で沈み込む。プレートの境界付近ではひずみがたまり、東南海・南海地震を起こす。
防災科研の汐見勝彦・高感度地震観測管理室長、東京大の井出哲・准教授らは、過去10年間の約700の地震波を詳しく解析して、プレートの深さを推定。紀伊半島ではプレートは急な傾きで沈み込み、和歌山市付近で深さ約60キロに達する一方、中国・四国地方はなだらかに沈み、岡山市付近で深さ約40キロだった。
こうした結果から、プレートは、紀伊水道から兵庫県西部を通る線を裂け目として、傾きが急な領域と緩やかな領域の二つに割れていると推測。東京大地震研究所が震源の深い地震12例を解析すると、裂け目の領域で強い波動の乱れが確認された。
梅田康弘・京都大名誉教授(地震学)の話「東南海・南海地震の発生時期や揺れに関するこれまでの予測では、フィリピン海プレートが断裂していることは想定されていない。地震の起こり方から考えを変えていくことになり、研究を進める必要がある」 (2010年10月27日 読売新聞)






【 東京大学と防災科学技術研究所の研究グループは、日本列島の地下深く潜り込み大きな地震をもたらす原因となる「フィリピン海プレート」が、近畿から中国地方にかけて大きく断裂している可能性があるとする分析結果をまとめた。
日本列島の形成過程の解明に加え、西日本の地震リスク評価の見直しなどにもつながる。解明したのは、東大理学系研究科の井出哲准教授と防災科研の汐見勝彦室長らの研究グループ。
西日本で観測された地震の震源の深さの分布などをもとに、地下のプレートの形状を推定した。その結果、紀伊半島の西端から淡路島中部を通って鳥取市近辺へと至る地域の地下で、プレートが裂けている可能性が高いことが分かった。
裂け目は地表から、地下約70キロメートル程度までの深さに達しているとみられるという。
同プレートは約200万~400万年前に、日本列島の地下に沈み込む方角を北北西から西北西へとわずかに変えたことが知られている。このときに、プレートの中でも海山の並んだ一部分に力が加わり、断裂をもたらしたと、研究グループではみている。
断裂の結果、中国・四国地方の下にはプレートがあって下から支えられているのに対して、近畿地方の下はプレートが深く沈み込み、支えのない状態になっている。
近畿地方で活断層が多く、中国・四国地方で少ない理由と考えられる。また断裂部を通って地下深部から水などがわき上がっており、これが和歌山県から兵庫県北部にかけて、白浜・有馬・城崎などの温泉ができた理由だとみられるという。
わき水は内陸型地震の発生にも影響を与える。研究チームによると1995年の阪神大震災も、プレートの断裂部を通って地下から上がってきた水によって影響を受けた可能性があるという。
井出准教授は「活断層の存在だけでなく、今後は地下からわき上がる水の供給も踏まえて西日本の地震リスクを考え直す必要がある」と指摘する。
またフィリピン海プレートは東南海・南海などの海溝型巨大地震を引き起こす原因になる。これまでプレートの断裂は、海溝型巨大地震の発生を想定したシミュレーション(模擬実験)の研究などでは想定されていなかった。
海溝型巨大地震が連動して起こる可能性などリスク評価にも、今回の成果が影響を与える可能性もあるという。
  日本経済新聞 2010年7月9日 


製麺機での麺打ちを経験した方なら、このフィリピン海プレートの振る舞いは容易に理解できるだろう。厚みの厚すぎる麺生地(小麦粉の塊)はローラーに入っていく際にスムーズに入らずアスペリティが形成されギシギシと抵抗する、適当な厚みならばスムーズに麺は伸ばされていく、しかし、薄すぎると折れて重なったり断裂してしまう・・・だろう。(麺打ちの場合とは異なり、これに海洋プレートには海山とかの夾雑物が挟まっていて地震予知を難しいモノにしているのだろうが・・・)兎に角、アムールプレートとマントルと云う麺打ち機に、フィリピン海プレートと云う麺生地を差し込んで伸ばそうとしたら厚みが薄すぎたので割けて重なってしまった・・・と云う状況になっているのだろう。麺生地が製麺機のローラーで割けて重なってしまうと、その重なった部分にアスペリティが形成されてしまう。その部分こそが野島断層やら1995年に起きた阪神・淡路大震災の震源等が、そのフィリピン海プレートの裂け目付近に該当するのだそうだ。

尚、若くて薄いフィリピン海プレートは、若いので太平洋プレートと云った年代物の海洋プレートと違い麺打ち機の奥底まで達していない。太平洋プレートでのモデルでは、既にマントル遷移層(地下410Km〜660Km)まで海洋プレートが到達しているのだそうだが、フィリピン海プレートは新しいのでマントル遷移層まで到達していないのだそうだ。(地下70Km位)

同じく日本でプレート境界型地震を引き起こしてきた太平洋プレートとは若干条件が異なると思うので十把一絡げではない地震予兆監視体制整備も必要だと思うが、従来理論に則った現在の南海・東南海・東海地震予知体制では役に立たないと思うのだ。

地震予知とは例えるなら、風船をドンドン膨らませていて割れる時を事前に予測する様なモノだと思う。概ね、この位の時間間隔で割れているので、次に割れるのはいつ頃だと云う単純な予測から、次にどの程度に膨らんだかを計測して単純予測されていた時間間隔で推し量って微分積分的な予測を行おうとしているのだろう。例に挙げた風船を膨らませていって破裂させる事を予測するよりも地震予知は遙かに難しいと思う。

膨らませ続けた風船は必ず破裂するが如く、南海・東南海・東海地震は次回も必ず発生するだろう。そして、東海地震想定域には我が国最大の英知と予算規模で地震予知網が設備されているが、これは次回の東海地震発生の事前予測が可能だと心底思っている研究者はいないだろうと思う。但し、これは原子力村と同じく地震学全体への養分として存在している事業である。学問の発展の為には卒業した学生の受け入れ先として象牙の塔の延長が必要なのだろう。

M8〜M9クラスの南海地震が今後30年以内に60〜70%と云う予測の元で、200年に一度、1000年に一度レベルの地震災害と云う従来の想定外を想定内にすべく最大被害予測がなされる様になり、それを想定内として従来型の経済モデルを継続していこうとしている事に若干の違和感を感じている。

従来型のプレート境界型地震には想定外だった新たな知見が次々得られてきた、それらの新たな知見との目盛合わせが行われていて次の震災以降には選り正確な予測も可能となっていくのカモ知れないが、今日の段階での知見と科学力では多くの人々の生活を支える為に実際に動き続けている経済活動に悪影響を及ぼしても猶、最大被害予測を有期期限付でアナウンスし続けた上で、現在の知見と科学力の不足を痛感している筈の予知連のお歴々の皆さん方に、影響圏内の住民の皆さん方の生命財産を救える充分に早いタイミングで「警戒宣言」を発令する勇気が在るだろうか?もし「人の命は地球より重い(by 福田赳夫首相)」が事実なら、人の命が危ぶまれない場所にしか日本人を住まわせられなくなってしまう。人1人の寿命の範囲ならば、そんな場所が無いとは云えないが生活圏は大きく縮小を余儀なくされるだろう。だが、人命を何よりも尊重するのなら世代を超えて、先祖伝来の土地を捨てて選り安全な場所に住まう努力を継続していくべきだが、そう云う取り組みを行うのではなく・・・何食わぬ顔で日常を過ごさせながら、震災発生の寸前に「警戒宣言」を発令して住民全員が逃げ出せてメデタシ・メデタシなんて夢物語が現実になる日は当分来ない事は少し考えれば誰にだって判りそうな話だ。地震予知は、今日の我々の科学力では適わぬ夢だ。

膨らませ続けた風船が必ず破裂するが如く、南海・東南海・東海地震は次回も必ず発生するだろう。但し、その時がいつかは判らない。10年後かも知れないし30年以内かも知れないし50年以内かも知れない。起きてしまう事を止める事は出来ないが、その時により多くの人々の生命財産を守る為に、国家として社会として取り組むべきだと思うのだ。






2013年11月18日月曜日

やっと「Google Play Music」がiOS端末に対応

ニュース - Google、「Google Play Music」をiOS端末で利用可能に:ITpro:



Android時代・・・所有する楽曲管理は「Google Play Music」に任せていた。パソコンはMacintoshを使っている私なので、楽曲管理に於いて「iTunes」とAndroidの間を埋めるのには「Google Play Music」が便利だったのだ。




無償アカウントでも、個人の音楽コレクションから20,000曲までは(無料で)クラウドに保存してくれ、様々なデバイス(Android端末、Macintoshコンピューター、iOS端末、Windowsコンピューター 等々)で所有する楽曲を愉しむ事ができる。基本的にクラウドからのストリーミング形式なのでネットに接続出来ない環境では使えないのだが、オフラインでの再生機能として楽曲単位やプレイリスト単位での事前にダウンロードしておくこともできる。




但し、事前に「Google Play Music」アカウントへの登録が必要で・・・確か日本国内からは使用開始設定ができないので、プロキシ経由でIPアドレスを詐称するか海外旅行の序でに使用開始設定を終えておく必要がある。使用が開始してしまえば、日本国内からも普通に使えるのだが、有料アカウント登録は日本のクレジットカードではできない。


私は「Google Play Music」アカウントを既に開始していたので、iPhoneに切り替えても「Google Play Music」が使えるモノと思っていたがGoogle正規版はApp Store‎には存在せず3rdパーティ製のアプリでお茶を濁すことになっていた。



冒頭引用記事のように「Google Play Music」Google正規版アプリが公開されたとの報で喜んだのも束の間・・・日本のApp Store‎では無償版有償版とも配布されていなかった。結局、米国App Store のIDを取得し「iTunes」にダウンロードしておいて自分のiPhoneにインストールすると云う方法ならインストール可能な様だ。



米国のID・・・と云うか20年以上前にメールアドレスとたった数字4桁のパスワードで作成したApple IDで、その頃は日本サイトなんか無かった頃のID・パスワードでアメリカサイトにログインしてみたら・・・パスワードが脆弱すぎると次回からのログインには使えないと変更させられたが無事にApp Storeにログインして「Google Play Music」をダウンロード出来てしまった。このパソコン通信黎明期にNifty Serve経由でLC630(68系)を使っていた頃のApple IDとパスワードでログインできてしまった事にチョット驚いた次第。(ここで、「20年ぶりにお帰りなさい!」と云われたら感涙に咽いだカモ?)

これで複数のMacintoshコンピューターの「iTunes」領域から楽曲を一掃できる運びとなった。めでたし、めでたし・・・

2013年11月15日金曜日

健康の為に自転車にでも・・・

自転車に2色で誘導標識 19日から岡山国道事務所 - MSN産経ニュース:

明日16日から岡山で「バイコロジーシンポジウム2013in自転車先進都市おかやま」が開催されるのに遇わせてか他の都府県都市で採用されている歩道・自転車レーン分離方式とは異なり歩道にも自転車レーンにも自転車が乗り入れ可能な「岡山スタイル」を試験的に導入する事に成ったのだろう。要は、お年寄り等のスピードの遅い自転車は歩道利用、スピードの速い自転車は自転車レーン利用と云う風な棲み分けを狙っているのだろう。

今の岡山市が自転車先進都市とは到底思えないが、今年7月からコミュニティー・レンタサイクル「ももちゃり」を導入し、これを機に自転車先進都市を目指しているのだろうと思う。健康の為に・・・自転車に乗れば良いのだろうが郊外住まいの身の上なので躊躇している次第。

う〜ん、健康には良いのだろうけど・・・

これは余談だが・・・自転車に起因する社会問題とは放置自転車の問題である。自転車が使い易い都市を目指す自転車先進都市とは、歩道・自転車レーン双方に乗り入れ可能なだけでは不十分であり、自転車駐輪への官民一体となった整備が不可欠である。エコロジーの面では自転車に譲るとしても、都市部のスペース効率の観点からもっと推奨されて然るべきの筈の自動二輪車(バイク)なら郊外に住まう我が家の市街地乗り入れには相応しいと思うのだがバイク用駐輪施設が非常に少なく事前予約も出来ないので事実上バイクでは市街地に乗り入れ出来ないのが現実だ。この現状で、駐輪場所を当て込んで郊外の自宅からえっちらおっちら自転車を漕いで市街地くんだりまで来たモノの駐輪場が無いから用を足せないなんて事に成るのは嫌である。

放置自転車は利用者のモラルの問題なのか、商業施設設置者の怠慢なのか・・・は、私には判らないが、自転車利用者が増える事で受け入れ先としての商業施設も施設整備を当然の事として受け入れる環境が醸成していくのだろうと思う。隣国ソウルでは公共の交通機関にも自転車を積み易い環境が整備されていて輪行が日常的に行われている・・・らしい。雨が降っても自転車を放置せず公共の交通機関で自宅まで持ち帰る事が可能なら放置自転車の問題は半分は解決するのカモ知れない。防犯登録では無い年税の伴う自転車の登録制度等々の整備も必要だろう。

自転車先進国と云えばオランダ・ドイツ・デンマーク等だろう。ここら辺の国を見習うとすれば、自動車道の車線を減らしてドンドン自転車レーンに切り替えてしまい市街地では慢性的な自動車渋滞が当たり前となりガラガラに空いた自転車レーンを使う為に、人々が自動車を自転車に乗り換える様に成る。そして、自転車の通勤に都合の良い市街地に近く場所に引っ越し市街の集積が進んでいくというオマケ付きなのだそうだ。人々が郊外から市街地に移り住むと下水道等の整備率が自動的に上昇し都市としては良いことばかり?

2013年11月8日金曜日

我々の子孫は、我々より劣っているのか?

西暦とは、イエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を紀元〔元年)とした紀年法である。つまり、旧約聖書の登場人物達が生きたのはBefore Christ(B.C.)である紀元前となる。因みに、紀元後の西暦を表すA.D. (Anno Domini)とはアンノドミニ・・・「神(我が主)の後」と云うラテン語である。キリスト生誕を機に新しい紀年が行われイエス歴とした背景には、それ以前には、別の「神の子」の暦があったと推察できる。それがアダム歴だ。

アダム歴ではアダムが生まれたとされる年の翌年を紀元とする訳なのだが、その創世を表した旧約聖書で書かれた時代の人類は非常に長命だったとされている。神の子アダムは、神々(*:脚注)との契約に違反し堕落し追放されたが雲孫(うんそん:8代目の直系の子孫)の誕生まで930年間生きていたのだそうだ。この傾向は、大洪水を箱船で生き延びたノア950歳での死去を境に急速に寿命を短くしていってしまう。ノアの3人の子供達、白人種のヤペテ、黒人種のハム、黄色人種のセムの内、黄色人種の祖先であるセムは602歳で死去した。セムの子アルパクサデは438歳で、その曾孫ペレグは239歳、その曾孫ナホルは148歳である。この頃がイエス歴紀元前何年頃なのかは諸説在りチョット判らないが偶さか僅か10世紀ほどで更に劣化が進んで人は100歳まで生きられる事が稀に成っていた。こうして聖書の登場人物達を見ると神の子として造られた頃から子孫へ下る程、(生命の樹から遠ざかった性か?)肉体は劣化していったのだろう。

イエス・キリストの前の神の子である堕落者アダムが犯した原罪とは、食べると死んでしまうと神々*に禁じられた「善悪を知る知恵の樹の実」を蛇に唆されたイブが食べ、イブに勧められてアダムも食べてしまった事、そして、神々*の命令に背いた罪を自覚し自らの落ち度として悔い改めず、アダムはイブに、イブは蛇に責任転嫁して言い逃れようとした事で、神々*は落胆し人を楽園から追放したとされているが、実際は後述する事情で追放せざるを得無かったのだと思うのだ。そして、女には産みの苦しみと夫からの支配を、男に対しては苦しんで地から食物を採る事と死して土に返る事を預言された訳だ。

この善悪を知る知恵の樹は、エデンの園の中央に在った2本の木の内の1つ。もう1つは生命の樹であり、これを食すと生命の実(S2機関?)が体内に生じ神々*に等しき永遠の命を得るのだそうだ。この善悪を知る知恵の樹の実を食べると、神々*に至る善悪の知識を得るのだそうだ。人が、エデンの園を通報された理由は、「善悪を知る知恵の樹の実」を食べた人が、引き続いて「生命の樹の実」を食べてしまうと・・・人が神になってしまう事を神々が恐れたからだとされている。(つまり、日曜日の朝に自宅にも回ってくるエホバの証人の方々が説かれる・・・死しても復活する神の王国はエデンの園では断じて無い事になる。「善悪を知る知恵の樹の実」を食べた子孫が「生命の樹の実」を食べる危機を神が想定していない筈が無いからだ。恐らく、地球上にある神の子イエスが統治する独裁専制国を想定しているのだろう)尚、諸派では「善悪を知る知恵の樹の実」を「禁断の実」として、不法や不道徳や有害な快楽への耽溺を表すメタファーとする向きが多いが、神々の知恵の源が不法や不道徳や有害な快楽である筈が無い(と、信じたい)。

地上に下ってから人々の寿命は急速に短くなってきたが、「善悪を知る知恵の樹の実」に因って得られた知恵(科学力?)で、先進国を中心に、再びイエス・キリストの頃より人々の寿命は大幅に伸びてきた。この事は主に食料の増産と安定供給が成し遂げた事だろうが、急速な平均寿命の伸長は他に医学の進歩の影響が大きいだろう。農業技術・医学技術以外にも我々人類の科学力は、徐々にではあるが神々にも至る道を遅々と登っているのだと思う。

ここまでが毎度の如くの長〜い前置きだ。

今後、我々の子孫は、今日を生きる我々以上の知恵(科学力?)を獲得していくのだろうか?それとも、衰退していくのだろうか?

地球温暖化モデルを説く際、脱原発を説く際〔特に、核燃料廃棄物の処理を説く際)、我が国の政府の借金(国の借金では無いので念の為)解消を説く際、ニュースキャスターが必ず付ける一種の枕詞が「未来の子供達に負債を残すべきではない」「後世の我々の子孫に負債を残すべきではない」等々である。この考え方の背景には、二世代ローン(親子リレーローン)的な考えがあるのだろうが、その親側の意見なのだと思う。

地球温暖化は人類の排出する温室効果ガスが原因なのか否かは私には判らないが、クリントン元大統領は「これを人類の排出する温室効果ガスが原因だと仮定して削減努力を金に換える『ごっこ遊び』を始めませんか?」と提案したのだが、マジメな考え方のEUでは単なる「ごっこ遊び」から大きく逸脱してしまった。が、勿論EU圏内でも温室効果ガス削減に関する金融市場は急速に加熱している。更にマジメな考え方の我が国では金融市場での台頭もなく実現不可能な削減目標を前に自責の念に駆られている始末だ。

核燃料廃棄物の処理に於いて我が国は10万年を安定的に保管する立地が無いと云う問題だが、別記事でも書いたが高レベル放射性廃棄物に高速中性子をぶつける事で半減期を大幅に短縮する技術もあり高速中性子を使う新しい原子炉への投資が必要な時期に来ているのだが・・・。

日本の政府の借金・・・については・・・、少子高齢化と人口減少を前にお先真っ暗感があるが、これは日本国の借金では無く政府の借金なので、実は大騒ぎする問題とも言い難いのカモ知れない。

タダ、何れにしろ、今世代の社会を動かして居るお歴々の頭の中に、これらの問題に対する上手い解決策が無い事イコール将来の我が国の社会を動かす偉い人々にも解決できないだろうと云う・・・社会全体の雰囲気が形成されているのだろう。今の社会を動かしている偉い人々は、我々の子孫世代の輩出する偉い人々より優秀だと云う事を宣伝しているに過ぎないのだと思う。

勿論、何をやっても将来の科学力で帳消しに出来るとは思えないので、今世代の社会を動かして居るお歴々にも善悪を考えて慎重にやって欲しいが今世代で出来ない事は将来の世代でも出来ないと決めてかかるのが正しいとは思えない。もしも、それが正しいのなら、今後の教育方針として頭の良い人々を創り出さない様な教育を意図的に施すとか、頭の悪い人々が社会を動かす様な社会の仕組みを造っていると、今世代の社会を動かして居る偉い人々には判っているからに他ならないだろう。

我々日本国民を、今後は衰退に導くレールに「今世代の社会を動かして居る偉い人々」が乗せているので、「未来の子供達に負債を残すべきではない」「後世の我々の子孫に負債を残すべきではない」と云う論調なのだろうか?

だとすれば、「今世代の社会を動かして居る偉い人々」に因る我が国国家衰退への体制を打ち壊して、今日の我々の窮状を救ってくれる優秀な子孫を生み出す社会に、創り出す教育に、代えていくべきではないのだろうか?

(*:脚注) 一神教だとされるキリスト教なのに「神々」と云う表現を使ったのは、御名がヤハウェ・エロヒム="神々の中の御1人で在らせられるヤハウェ様"と聖書に書かれているからだ。エロヒムは複数形であり、神が御一人なら単数形のヤハウェ・エ—ル="神であるヤハウェ様"という御名で在らせられるだろう。キリスト教の神はヤハウェ様1人なのだろうが、ヤハウェ様には仲間の神様達がいらっしゃった様だ。

2013年11月7日木曜日

妻との口論

男は単純明快で判りやすい精神構造を持っている。云ってしまえば幼稚で子供っぽい。そんな男が、ついつい口論に突入してしまう時・・・自分の中の瞬間的な怒りに突き動かされた時(イラッときた時)なのだ。男性の精神は幼稚で子供っぽく単純である。だが、男性がウッカリNGワードを発した瞬間、女性の複雑なスイッチパネルに火が入るのである。



こうして妻との口論に発展してしまうと・・・他愛の無い目先の単純な問題への怒りだけだったのに、昔の事を色々と穿り返されてネチネチと云われてしまう。いや、その、あの・・・、そんな長年に亘る大袈裟な話では無くて、目先の卑小な話の筈だったのに・・・。結局、男が感じた怒りへの問題解決が為されぬまま「分かった!もういい。分かったから・・・」と白旗を揚げる事に成ってしまう。

人類誕生からの長い長い時間を重ねて培われた男性と女性の役割分担を上手く果たす為に進化した男性と女性の心の仕組みの違いを理解しなければ勝ち目は無いのだ。「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」(彼を知らずして、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る)である。

女性が昔の事を根に持つのは、嫌な目に遭わせられた記憶を忘れては困るから・・・である。女性は「子を産み・育てる性」であり、女性自身と子供の身を守る事を何よりも優先するように進化してきた。自分に加えられた危害を忘れてしまうと、又、同じ人に嫌な想いをさせられるカモ知れない。再び、嫌な思いをしなくても良い様に、嫌だった記憶を手近な引き出しやすい場所に留めておくのである。女性の脳は、不快な感情を大脳新皮質で処理する。大脳新皮質は、理性・知性・言語と云った高次な精神活動を担っている部分であり、女性はネガティブな感情を理性と知性の助けを借りて高度な言語化を加えた上で長期記憶に蓄えるのだ。

それに比べて男性は、感情を扁桃体で処理する。扁桃体は記憶の蓄積に重要な役目を果たしている事は判っているが扁桃体が無くても(壊れても)記憶の形成に支障が無い事も判っている。昨今のうつ病の研究では、この扁桃体からのストレスホルモンがうつ病に大きく関わっているらしいと発見されたのだそうだ。この扁桃体の働きで「根拠の無い自信と、その根拠の無い自信に裏付けられた努力を継続する力」と云った男性の直向きな前向きさは、この扁桃体が生み出しているのだそうだ。男性が、感情全般を大脳皮質では無く扁桃体で処理する最大の理由は、言語化する事よりも空間認識化なのだそうだ。

男性性と女性性の役割分担の中で、女性性は「子を産み・育てる性」と同時に群れで狩猟に出掛けた男性を待ちながら食料の採取を行い、男性性は男性である仲間達と共同して群れで狩猟に出掛けたのだろう。狩りに出掛けても必ず獲物が仕留められるとは限らないが、女性には真似の出来ない「努力が報われない事を恐れない」とか「勝ち目の無い闘いに挑む」という「根拠の無い自信と、その根拠の無い自信に裏付けられた努力を継続する力」無しでは果たせない任務に駆り立てる源泉であると同時に、狩猟の場所で有利に立ち回る為には、ネガティブな感情も交え空間認識化した記憶を保持する方が有利である。痛い目に遭った地理的要件・特定の場所、獲物を仕留められた地理的要件・特定の場所を覚えておく事が狩猟に有利に働くのは言うまでも無い。共に狩猟する仲間である男性に、クドクドと面倒臭い言語能力を駆使して伝えるよりも、空間認識知を働かせた機先を制し一生懸命獲物を追う迫真の努力で士気を鼓舞し狩猟を成功させたいのだ。その為には言語化よりも狩猟に有利な処理方法を優先させた訳だ。

基本的に、扁桃体は海馬と同じく短期記憶を司る場所であり、男性の記憶は、言語化を要する複雑な事情は加味されず雰囲気や場所に対する好悪感情のみが側頭葉に蓄積されていく。だが、女性は大脳皮質で万物の霊長足る人類の誇る能力である理性や知性を交えて言語化した記憶を側頭葉に蓄積していくのだ。男性の脳は感情を編み目から素通しさせて溢してしまうザルであり、女性の脳は感情を理性と知性の助けを借りて言語化してドンドン蓄えるバケツである。

この雰囲気は何だかマズイこの場所は何だか落ち着かないと云う捕獲された野生動物のような朧気な記憶を以て男性は、万物の霊長足る人類の理性・知性を備えた記憶を持った女性と対峙するのである。正直に云おう・・・、言葉による男性と女性の闘いには、こうすれば勝てる等と云う秘策は無い。口論では勝てないからと暴力に訴えるしかないのだろうが、それでは悪しき連鎖の連続から抜け出す事ができない。ザルはバケツには敵わないのだ。

更に困った事に、ザルは素通しだがバケツはネガティブな感情がドンドン溜まり続けてしまう。必ずバケツが一杯に成る時が来るのだ。そして、一杯になったバケツがひっくり返る時に女性は、可哀想な野生動物のような健気な男性を、万物の霊長足る理性と知性の助けを借りて糾弾しようとするのである。その女性の感情バケツが引っ繰り返る様を表現する言葉がヒステリーである。古来より、女性特有の疾患との誤解から子宮に原因があると誤って信じられていた為、古典ギリシア語で「子宮」を意味するヒステリアが語源である。

言語能力に於いて男性を大きく凌駕する女性が、一杯になったネガティブな感情をぶちまけるヒステリーに陥ってしまえば、当に「ババにしっかりつかまっておいで こうなっては もう誰にも止められないんじゃ」状態である。この状況から闘っても男性には勝ち目は無い。勝つ事は出来なくても負けない事は出来る。それが最善最良の途である。

その起死回生のキーワードは「受容と共感」である。男性は絶対に反論せず兎に角聞き役に徹する事だ。そして、「それは辛かったね。僕が悪かった。」と共感を示すのだ。バケツの中のネガティブな感情が少なければ良いのだが、多すぎる場合は女性自身もコントロールを失って昔の事を繰り返し繰り返して責め立ててくる時もある。ここで一時の感情に突き動かされて下手な反論をしてしまっては火に油を注いでしまう。そもそも男性は、そんな昔の事なんか良くは覚えて居ないのだ。ザルの野生動物が、人類の英知をバケツに詰め込んだ相手と闘っても勝ち目は無いのである。だから、「そう云う事もあったなぁ。あの時は僕が悪かったよ。辛かったねぇ」と声を掛けるべきである。

男性性と女性性の長年の役割分担が生んで互いの理解が進まない事の1つに、男性は迅速な問題解決を果たしたい生き物であると云う事実が在る。仕事でも家庭でも、何か問題を持ち掛けられると何らかの問題解決を迫られている風に男性は感じてしまう・・・そうだ。だが、ネガティブな感情が爆発しヒステリーを起こしている女性の言葉には問題解決の意図は無い。バケツが倒れて人類の英知で言語化した言葉が、タダ単に溢れて溢れているダケに過ぎない。当事者で無ければ雑巾で拭いてお終いなのだ。だから、本当は問題解決を必要とはしていないと知るべきだ。

女性の言葉をしっかりと聞いて「受容」し、その時の感情に「共感」したと声を掛ける。それを1巡・2巡・3巡した後に「確かに、君の云う通りだし、君が怒るのは当然だ」と「支持」して、「もう、こんな事が起きないように、方法を考えよう」と「保証」し「説得」を試みるのだ。再び過ちを犯さない説得案の選択肢を男性は素早く(且つ、自らを気遣って)お手柔らかなプランを選択肢で提示し、どれかを女性に選んで貰うべきだ。何故なら女性は、選択するのが好きな生き物だから・・・。

男性は幼稚で子供っぽいから、女性の言葉を真剣に聞いて受け止めていると腹が立ってくる事が多いし価値観の相違に悩む事に成る。だから、女性の話す内容を真剣に聞かず、さりとて女性から見て真剣に話を聞いているフリが出来る偽装が不可欠だ。

では、実際にシミュレーションをしてみよう。皆さんは、山手線の駅名を覚えて居られるだろうか?山手線ゲームに参加する為には不可欠だ。山手線の駅名を東京駅から順番に頭の中で唱えていくだけである。

「東京」「有楽町」「新橋」「浜松町」「田町」「品川」「大崎」「五反田」「目黒」「恵比寿」「渋谷」「原宿」「代々木」「新宿」「新大久保」「高田馬場」「目白」「池袋」「大塚」「巣鴨」「駒込」「田端」「西日暮里」「日暮里」「鶯谷」「上野」「御徒町」「秋葉原」「神田」

ターミナル駅(東京、品川、代々木、新宿、池袋、田端、日暮里、秋葉原、神田・・・等々)では「なるほど」「確かに」「本当だ」と相槌を入れる。(込み入っていて、頻繁な相槌が必要な話の場合はJR以外の私鉄ターミナルも入れるべきか?)東京駅まで回ってきたら「確かに、君の云う通りだし、君が怒るのは当然だ」「それは辛かったね。僕が悪かった。」と「支持」を入れてみる。それでヒステリーが納まれば「保証」「説得」に移行すれば良いのだが、恐らく2巡3巡4巡は最低必要だろう。別に山手線駅名で無くても、例えば・・・山陽自動車道のIC・SA/PA・JCTでも良いのだが、どうせ1巡では女性の話が終わらないので環状線の方が都合が良い。こうしておけば絶対に言い返したり言い訳したりしないので、女性の主張を真剣に受け止めて聞いている風に見えるだろう。

こう書くと世の女性の反感を買うかも知れないが、その状況を当の女性自身でもコントロール出来ない筈だから、その円滑且つ円満な解消の為に真摯な面持ちで相槌を打っている連れ合いが山手線の駅名を唱えているとは思わない方が幸せと云うモノだ。どうせ怒りの根源は、男性性と女性性の共有出来ない別々のブラックボックスの中での作用である。

尚、中世ではヒステリーの治療法として、女性器への適切な刺激が有効だという医学的所見が為されていた(JP.Wikiのヒステリーの項目「治療と医学的見解」を要参照の事)。幼稚で子供っぽい大多数の世の男性は・・・そう云った方法で治療を試みるのが古今東西普遍的なのカモ知れない。古来から「大人のおもちゃ」はヒステリーの治療器具だったなんて「ヒステリア」(コメディ映画)でも御覧になって笑ったら良いのカモ?

ヒステリア予告編

どうしても納得できない、ムカつく!という場合は、こう考えてください。人間関係は「賢い方が引く」ことで、うまくいくケースが多いんです。

2013年11月2日土曜日

神戸地裁の異例な判決

「永久に発進できない」 車の死亡事故で過失認めず無罪 神戸地裁 - MSN産経west:

2013.10.29 08:20 [westナビ]

 兵庫県西宮市で平成22年12月、車を運転して事故を起こし、5人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷罪に問われた同市の男性(44)の判決公判が28日、神戸地裁尼崎支部で開かれた。飯畑正一郎裁判長は「過失はない」として無罪(求刑禁錮1年4月)を言い渡した。

 男性は22年12月4日夜、乗用車で西宮市内の駐車場から国道171号に出ようと左折。右側から来た軽乗用車が接触し、軽乗用車が対向のタクシーなど2台に相次いで衝突した。この事故でタクシーに乗っていた男性=当時(78)=が死亡、男女4人が重軽傷を負った。

 飯畑裁判長は判決理由で、右側から来た軽乗用車が制限速度を約20キロ超過する時速60キロだったと認定。「左折時は右後方約90メートル離れた地点におり、気付くのは不可能。被告に安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」と述べた。

 検察側は論告で、男性が右側の安全確認を怠ったと指摘。弁護側は、事故は回避できなかったなどと主張していた。

 神戸地検尼崎支部の中條●(=隆の生の上に一)二支部長は「判決内容を精査した上、しかるべき対応をしたい」とコメントした。








人身死亡事故が発生すれば何が何でも運転者の過失としてきた(と、私には思えていた)が、これは異例の判決であると思う。路外から直進車の前に左折して出てきた車と、制限速度を超過して直進してきた車が共同して為した不法行為に対して、刑事事件上では無過失=無罪としたモノだ。

「左折時は右後方約90メートル離れた地点におり、気付くのは不可能。被告に安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」と云った状況に陥る道路環境は至る所に存在するだろう。私自身も、そんな状況に陥って困った事になった事は何度となくあった。だが、幹線道路に直接接道する駐車場から出庫する際に、この「被告に安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」と云う判決理由が罷り通っては非常に困った事に成ると思う。


止まない雨は無いし、夜明けの来ない夜は無い。「被告に安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」とは・・・貰い事故で亡くなった方には通用しない理屈の筈だ。最寄りの信号が赤になり安全確認を経ても発進できる好機を待つと云うのが普通の対応だと思うのだ。

速度超過した軽自動車の過失と、右側の安全確認が出来ない場所に駐車場を設けた設置者の過失と、「安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」場所の駐車場設置者の充分な注意喚起を怠った管轄警察署の過失等々は存在するのカモ知れない。だが、左折車が無過失=無罪とは素直に肯けない。

何故なら、素人目にも「永久に発進できなくなる」とは思えない。だが、判決的には・・・国道171号を走る軽自動車が制限速度を守ってさえいれば起きなかった事故なのだと云わんばかりである。「右後方約90メートル離れた地点」から直進する軽自動車からは、左折してきた自動車は無灯火で無い限り確認は容易だった筈だ。時速60キロなら空走時間1秒を引いても充分に停止可能である。その後の事故の推移を見ても、恐らく、その軽自動車の実際の速度は「制限速度を約20キロ超過する時速60キロだったと認定」されたよりスピードが速かったのだろうと思う。その危険行為をクローズアップする為に、左折車は無過失=無罪とした異例の判決になったのだと思う。

以前の・・・〔見通しを妨げた)路上駐車車両に人身事故の過失を持ち込んだ判決にも驚いたが、今後は直接の因果関係を判断する判決と云うのが増えていくのカモ知れない。これは我が国司法の前進だと評価したい。

私自身は、他の交通違反と比べて軽度な速度超過は特段問題は無いだろうと寛容に思っていた口だが、道路環境に因っては軽度な速度超過でも「安全確認を求めると、永久に発進できなくなる」ケースも起こり得ると云う事を再認識した次第。夜間の一般幹線道路・・・時と場合に依っては制限速度を約20キロ超過する時速80キロ位で流れている事がある。私が正義の味方なら断固制限速度を守って走るのだろうが、卑怯で姑息な解決方法だが・・・先頭を走る時は制限速度を守ろうと思った次第。

2013年11月1日金曜日

iGoogle サービス終了。

私が長年愛用していたiGoogleがサービス終了してしまった。

iGoogle

パーソナライズされたポータルページ・・・だと表現すれば良いのだろうか?お馴染みのGoogleサービスや、iGoogleに対応したガジェットから凡そ私が使っていたインターネット上のサービスの大部分(ネットバンキング等の金融系サービスは非対応)が、このポータルサイト上で一覧する事が出来ていた。

iMap4に対応したGmailと、Chromeブラウザ上でのiGoogleさえあれば、新旧取り混ぜた総てのMacintoshとAndroidとiPodから・・・私の使っていた大部分のインターネット上のサービスは同期されていて全端末を網羅してシームレスに運用する事が出来ていた。これにiPhone5sが加わっても何ら問題は無かったのだが・・・

iGoogle の今後

"Chrome や Android などのプラットフォームで動作する最新のアプリが登場して、iGoogle のようなサービスの必要性が徐々に失われてきたため、2013 年 11 月 1 日をもって iGoogle を廃止することになりました。"


自分のGoogleサイトをiGoogle風にカスタマイズしてみたが・・・センスが無いので上手くiGoogle風には仕上がらず、代替サービスと成り得ると紹介されていたNetvibes
igHomeも確かに代替サービスに成り得るがiGoogle風にカスタマイズは難しい。iGoogleでは1つ1つのガジェット毎にコンパクト表示にするか全文表示にするかを個別に決められていたが、NetvibesもigHomeも1つのガジェットの設定を変えると総てのガジェットに影響が及んでしまう。勿論、Yahoo! JapanMy Yahoo!も代替サービスへの名乗りを挙げていたけど「見てくれ」が古くさくて20世紀調なのが気になる・・・

スタートページとしてのパーソナライズされたポータルを使うのを止めようかと思っていたら本家Yahoo!My Yahoo!に落ち着くことにした。以前、5th wheel trailerをアメ車で牽いていた時に情報収集の為にBBS(Yahoo! Group)に加入する為にアカウントを作っていたのだが、こうして My Yahoo!にアクセスしたら「お帰りなさい」と云われて良い気分になったから・・・


Your Yahoo! account is now active.


シンプルで美しいけどiGoogle風カスタマイズはほぼ不可能。だが、iGoogleの設定を読み込む事が出来て・・・取り敢えず使っていたサービスは移行可能だと判ったので馴染みの無いNetvibesやigHomeよりも古巣に帰ってきた感で愛用していこうと思った次第。

尚、余談だが・・・本家Yahoo!Flickrが圧倒的にパワーアップしてて驚いた! 特に、月100MBのアップロード制限がなくなってて、無料で使える容量が1TBになっていた。我が家の画像ファイルが全部入ってしまうカモ・・・



こうしてiGoogleに馴染む前は、私は本家Yahoo!を使っていたんだなぁ〜と何だかノスタルジーに浸ってしまった。感化されやすい私は、これでGoogle寄りの人生から本家Yahoo!寄りの人生に舵を切ったと、云う事だろうか?


NetvibesとMy Yahoo!はiGoogleの設定を引き継ぐことが可能なので、iGoogleの愛用者だった方は本日中にiGoogleにログインし右上の設定ボタン(歯車マーク)からiGoogleの設定ページに入り、



ページの最も下でiGoogleの設定をエクスポートする。[エクスポート]からiGoogleの設定ファイル"iGoogle-settings.xml"を抜き出しておかれる事をお薦めする。


2013年10月31日木曜日

小泉元首相の脱原発論

 小泉純一郎元首相の「脱原発」発言が話題になっているようだ。小泉元首相は、フィンランドで高レベル放射性廃棄物の最終処分施設「オンカロ」を視察し、無害化するまでに10万年以上かかると聞いて、「原発はダメだ」と確信し「脱原発」を言い始めたのだそうだ。

だが、待って欲しい。脱原発を唱えれば総てが解決する訳ではない。既に使用済み核燃料が各原発で大量に一時保管されており、これらをいつかは処理しなくてはならないのだ。そして、その前にやらなければならない事が数多くある。問題の東京電力・福島第一原発の汚染水処理の収拾、及び、東京電力・福島第一原発の1~6号機からの核燃料取り出しと1基につき40〜60年掛かると云われている廃炉処理、そして、福島の除染、そして各原発の再稼働問題だ。「脱原発」だろうが「原発緩やかに廃止」だろうが「原発推進」だろうが、いずれの問題も今後解決しなければならない。「脱原発」を唱えれば問題が解決されたような錯覚になるとしたら、それは大きな間違いだ。

民主党政権下で、運転開始から40年が経過した原発を原則廃炉とする法律が定められた。この「40年廃炉ルール」に従えば、新しい代替原発が稼働しない限り我が国では2050年には自然に原発はゼロになる。この間にこそ、今後の我が国の原子力エネルギーも含めたエネルギー戦略・・・日本のエネルギー基本計画を策定すべきである。今の原発の再稼働の可否も判らないままでは日本のエネルギー基本計画も策定できないままである。

東京電力・福島第一原発の事故処理も目処が立たぬままだから、民意を刺激せず原発の代替新設に至る道を模索しつつ・・・ほとぼりが冷めるのを待っているのだろう。

過去記事にも書いたが、世界には429基の稼働中の原発があり、建設中が76基と計画中97基を加えると合計600基を越える。30カ国で原発が稼働中で、新たに11カ国が建設中か計画中である。特に、中国は原発建設に積極的で建設中計画中の原発は56カ所なのだそうだ。こうした現状を見れば、世界は今後長期間に亘って原発と共存する道を歩むのだろうが、我が国は原子力エネルギーから脱退すべきなのだろうか?

昨年8月の「第3次アーミテージ・ナイ報告書」の中で、米国の元国務副長官リチャード・アーミテージ氏とハーバード大学特別功労教授のジョセフ・ナイ氏は、日本の原子力(Nuclear Energy) について次のように提言した。「地球温暖化ガス(CO2)排出削減の目標達成やエネルギー問題における日本の海外依存度の増大の観点等からすれば、原発の慎重なる再稼働こそが日本にとって責任ある正しい選択である。原子力の民間利用において、日本がロシア、韓国、フランス、中国に遅れる事態は回避すべきであり、日米両国は連携を強め、福島原発事故の教訓に基づき、国内外の原子炉の安全な設計と規制実施の面で指導力を発揮すべきである。 」としている。つまり、「脱原発を行うな」というわけだ。

そこで小泉元首相が喧伝する無害化するまでに10万年以上かかる高レベル放射性廃棄物を我が国国内で保管する事が如何に困難かと云う話に繋がってくるだろう。

拙ブログの過去記事「核種分離消滅処理技術」にも書いたが、「核のゴミ焼却炉」を稼働させ高レベル放射性廃棄物を処理する事で10万年ではなく500年ほどの保管で最終処分を完了させる事が出来るのだそうだ。

既に我が国存在している無害化するまでに10万年以上かかる高レベル放射性廃棄物を処理する為にも、我が国が脱原発を推し進めて第4世代原子炉へのロードマップを閉ざすと第1世代第2世代第3世代原子炉で積み上げた核燃料廃棄物の処理への途をも閉ざしてしまう事になる・・・訳だ。(評判の悪い高速増殖炉高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉もんじゅは、次世代原子炉とされている第4世代原子炉加速器駆動未臨界炉(超高温ガス炉)や同じく第4世代原子炉高速炉高速中性子による核分裂反応がエネルギーの発生源となっている原子炉)へのマイルストーンであった訳。)

尚、余談だが、温室効果ガス排出量削減を盛り込んだ国際ルールを作り、新たな技術革新と国際金融市場の儲けのタネを産もうとしてビル・クリントン米国元大統領が仕立てたグリーン・ニューディールごっこの先駆けとしての「取り決め」を、副大統領だったゴア(アルバート・アーノルド・アル・ゴア・ジュニア)が「不都合な真実」としてIPCCと共にノーベル平和賞を共同受賞し、今も温室効果ガス排出量削減ビジネスの先頭を走って居られる。小泉元首相も、講演ネタとして社会活動ネタとしての「飯のタネ」としての脱原発を唱える事になさったのだろう・・・と思う。

で、安倍内閣が、今後の日本のエネルギー基本計画を策定をし易くする為には、東京電力・福島第一原発の問題を今後も放置する事は許されない。もう既に東京電力に福島第一原発の封じ込めが出来ない事は明らかであるし、今後の1基につき40〜60年掛かると云われている廃炉処理も任せる事は断じて出来ない事も明らかだ。そもそも10兆円とも20兆円とも云われる賠償額を東電が払いきれるとは思えない。結局のトコロ、何だかんだと誤魔化して注入した国費を当て込んで私企業としての御座成りな賠償を行うだけだろう。この福島第一原発の事象に「原賠法3条但し書き:ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、この限りでない」が該当するか否かは私には判らないが、前民主党政権の仙谷代表代行が拒否したのだ。この決定を現政権が追認するのなら早急に東電を破綻処理を開始するしかない。そうであれば、国として、汚染水だけでなく廃炉や賠償や除染など、総ての事故処理を担当し、国の公共事業と位置づけて戦力を一挙に投入し、迅速に処理する事が可能となる筈だ。東電が破綻すれば、電力債や首都圏大企業の東電株式の持ち合い等の金融への影響は免れ得無いだろうが、原子力事業者として全体安心を担保しなかった責任を株主も有限責任の範囲でキチンと果たすべきである。安倍政権は、東電を取り巻く政財界との馴れ合いに遠慮し、結果として東電の延命の為に無駄な国費投入を続けながら事故処理を徒に長引かせてはならない。この福島第一原発の事故処理を国家として責任をもって迅速に処理するロードマップを示した上で、原発再稼働や廃炉に伴う新しい代替原発建造を盛り込んだ今後の日本のエネルギー基本計画を国民に示す事が可能となる筈だ。








2013年10月23日水曜日

OS X Mavericks 導入か?

本日早朝次期新OSを無料配布するとの発表をネットニュースで読んだが、早速App Storeに新OSが上がっていた。この手のモノは最低でも数週間は放置プレイをすべきなのだが就寝前に読んだネットニュースの興奮冷めやらぬままアップデートを開始してしまう。

が、私の環境(2.66GHz intel Core i7 メモリ8GB OSX10.8.5)ではエラーが発生しアップデートが停止してしまう。恐らく・・・全世界からApp Storeへのアクセスが集中していて帯域負けが発生しタイムアウトしている・・・のだろう。

ここはひとつ大人になって(人柱役を人に譲って)落ち着いてからアップグレードすべきだろうが、再び「無料」と書かれたボタンをクリックしたくなってしまう。


うぅ・・・



しかし・・・、OS X Mountain Lion にアップグレードが至っていない intel Macも残っている我が家なので、この機会に無料アップグレードさせて頂こうと思っている。OSを無償配布するなんて・・・驚きだ。

2013年10月21日月曜日

今年の冬は豪雪傾向?



私が物心ついた頃(1970年代)には、北半球の寒冷化が問題となっていた頃だった。その頃のニュース解説では1940年代から地球全体の寒冷化傾向が始まり(100年後とかの)近い将来ミニ氷河期へ突入する恐れがあると云うショッキングなモノだった筈だ。(その頃から、マスコミは扇動傾向があったと云えばソレまでだが・・・)だが、1980年代以降、地球温暖化傾向へ転じ、産業革命に端を発する人類が排出した人為的炭酸ガス排出量の爆発的増加による地球温暖化モデルが提唱された。今日の地球温暖化問題とは、排出量取引などの金融メカニズムや南北問題とも関係し、国際政治交渉の課題と化し冷戦構造消失後の世界の緊張軸となっている。神ならぬ私には、今が地球温暖化の途上にあるのか地球寒冷化の途上にあるのかを俄に判断する事は出来ない。だが、IPCCが唱えている見解は、前述した通り国際政治課題化しており科学的裏付けより別のファクターに影響を受けている事は素人にも見え見えである。




別ブログでも再三ネタにしてきたが、太陽の磁場活動の低下(四重極構造)が報告されている。太陽活動は今日の観測態勢になる以前から過去に遡って太陽活動を知る手段がある。樹木の年輪や南極の氷床に閉じ込められた炭素の同位体、炭素14の濃度がある。炭素14は、宇宙から飛んでくる銀河宇宙線(太陽系外から地球に届く放射線)が大気分子に当たると生成される物質で、太陽活動が盛んな時は宇宙線を太陽磁場が防ぐため、炭素14の濃度が低くなる。1645年から1715年にかけて長期間、黒点の数が非常に少なくなった「マウンダー極小期」や、やはり1790年〜1830年の黒点数が少ないダルトン極小期にも炭素14が増大している事からも、黒点数が少ない時期は太陽活動が低調な時期と云う推測は正しいのでは無いだろうか?そして、今現在も続いている黒点数の減少傾向は実に210年ぶりなのだ。




全地球の気象モデルを読み説く手段として、海洋研究開発機構の主任研究員である大気海洋地球物理学者の中村元隆さんは「グリーンランド海の表面水温変化とそれに伴う北半球の気候変容」と云う論文の中で、北半球の寒冷化を予告している。1970年代に騒がれた北半球の寒冷化傾向は実際に起こっていたのだが、79年2月から3月にかけて北極に近いグリーンランド海の表面水温が一気に2度も上昇し周辺の大気の流れに影響が及んで温暖化への引き金が引かれていた事実に行き着いたのだそうだ。




 北大西洋では、海面水温が約70(±10)年周期で、ほぼ35年ごとの上昇、下降を繰り返し、北半球全体の気候に影響を及ぼす「大西洋数十年規模振動」という現象が知られているのだそうだ。過去からの振動のデータは、ちょうど80年ごろから、約35年間続く温暖化の時期に入ることを示しており、そこに79年の水温急上昇が加わったのだそうだ。そして、1979年から35年後の2014年頃に再びグリーンランド海の表面海水温に変化が生じれば、35年間の北半球温暖化期間は終了し35年間の寒冷化期間に突入する事に成る。そして、その上に前述した太陽活動の低調化である。




私が小学生の頃には、教科書で北陸地方の民家は豪雪に備えて2階にも出入り口が造られたり商店街では通行人の雪よけに雁木造が造られていたと習った。その頃には、岡山県県北でも豪雪で度々交通機関が麻痺していたのだが、ここ数年内に久し振りに豪雪と云うニュースが復活し始めている。この北半球寒冷化の傾向が事実なら、今年の冬も昨冬以上に豪雪に煩わされる事に成りそうだ。そして、太陽活動の低調化が銀河宇宙線の襲来を防ぎきれないとなると雲が形成されやすくなり、更に降雨・降雪の傾向が高まるのだそうだ。




私が子供の頃にはそうだった様に、夏は厳しく暑く、冬は厳しく寒い・・・そんな時代がやってくるのだろうか?平年なみから逸脱する気象を異常気象と呼ぶが、その平年とは1981年〜2010年までの30年間のデーターであり、当に北半球温暖化の真っ最中の30年間を平年と称する訳だ。治水インフラの進歩と整備が効を奏して我々を守ってきたと認識していたが、案外・・・そうでは無いのカモ知れない。






「命を守る行動を採って下さい」と云われても、咄嗟に何をすれば良いか判らなくなってしまうだろう。政府広報では「命を守る行動」とは「避難所に避難するか、外出が危険な場合は家の中で安全な場所にとどまる」なのだそうだ。先の伊豆大島での土石流に置き換えて考えても「避難所に避難するか、外出が危険な場合は家の中で安全な場所にとどまる」と云う対応で多くの人命が救えたのかは疑問である。対象とする危機に応じて対応は大きく異なるだろう。その時になって周章てないように事前に、それぞれの場所毎に備えるべき危機を想定しておかなければ命を守る行動は果たせないだろう。21世紀は創造の時代だと夢を抱いたが、21世紀は想像の時代なのカモ知れない。自治体に依存し過ぎるのも考え物だが、既に個人レベルの想像力で危機想定を全うできるとも思えない。「コンクリートから人へ」とは前政権を茶化すときに使っていた言葉だが、コンクリートに代表される社会インフラで多くの人々の命を救おうと云う時代は既に終わり、人が自らの命を救うノウハウと云ったソフトウエアで天変地異の危機と向かい合う時代が到来しているのカモ知れない・・・と思う。



2013年10月19日土曜日

「アップルはiMessageを読むことができる」:仏セキュリティ企業が主張 - CNET Japan

「アップルはiMessageを読むことができる」:仏セキュリティ企業が主張 - CNET Japan:





この手の話って、Googleサービスでも語り尽くされたが・・・良い意味でも悪い意味でも自分が新聞紙面に載るような大それた秘めた計画がある場合は、APPLEサービスやGoogleサービスを使わない方が良いのだろう。固定電話だって盗聴の恐れが無い訳でも無いし・・・封書だって怪しいもんだ。「誰にでも筒抜け」では無いのだから、セキュリティには留意して使えば良いのだろう。





Macintoshを愛用する私がiPhoneを使い始めたので、我が家のMacintosh達に搭載されている「iMessage」や「FaceTime」も使えるように設定を終えた。「iMessage」「FaceTime」はOSに内蔵された機能なので待ち受けるという概念ではなく外部から着信があると、iPhoneと全部のMacintosh達が同時に着信を告げるのだそうだ。(アップルIDを切り分ければ良いのだろうが・・・)






2013年10月18日金曜日

FNNニュース: キャンピングカー6台...

FNNニュース: キャンピングカー6台全焼、緊迫の現場をとらえる 熊本・合志市...


ショッキングな表題に釣られてしまった。

# フジ・ニュースネットワークのサイトから元記事が消滅した時点で本稿も消去します。

2013年10月17日木曜日

iPhone5sが やってきた

Chromeブラウザ使用に於ける自動保存時の不具合があってGoogle Bloggerの更新を保留していましたが、無事に解消されているので、ネタがあればこっちのブログにも書き込みますので・・・






ドコモでもIPhone扱いが始まったのでMac党な私としては躊躇する理由が無い。御世間ではLTEの回線速度がSBMやAUに負けていると云う話だが、長年ドコモ派の私は、回線速度よりもエッジ領域での通話の可否を優先していて20年ドコモを使っている。




・・・いや・・・誤解の無いように申し添えるが、一般人である私が各社のサービスエリアのエッジ領域でフィールド調査を行った訳ではない。私が行った事があるアウトドア施設で、他社製に比べ通話が可能だった事が多い点を評価している。大都市圏に住んでいるスピード命のネットな方々にはドコモは物足りないのだろうが、田舎住まいで休日には更に田舎に出て行こうと思い立つ私には回線速度より使えるか使えないかの方が重要だからだ。勿論、他社がサービスエリアの面でもドコモを猛追している事は知っている。非常用にSBMのプリペイド3G機を持って遊びに行くから、少なくとも私が行った事が在る場所ではドコモの優位性は揺らいでいない。




APPLEの設計思想が、取扱説明書無しでも感覚的に使用方法が判る事なので(常日頃からMacを使っている私は)何一つ戸惑う事は無かったし、MacBookのトラックパッドと逆の動作となっていたAndroidよりもiPhoneの方がシックリくる。




Androidで使っていたクラウドサービス全てに対応するiOSアプリをダウンロードし使える様に設定を終えた。Android時代にはドップリGoogleサービスに使っていたのでiPhoneでもGoogleサービスのオンパレードなのだ。音楽アプリは、Google Play Musicを愛用しているのだがGoogle謹製アプリがApp storeに無いのが残念だが、転がっているアプリで問題無く使えている。




嬉しい誤算だが・・・私が使う車にはパナソニック製のHDナビが積まれているのだが、これにはiPhoneやiPodを接続するUSB/Aタイプ♀コネクタが生えていて(Androidではナンの役にも立たなかったが)コレにiPhone5sを繋ぐとアートワークを表示して音楽再生が可能であり、ブルートゥースで電話通話用にハンズフリーを設定しておくとSiri(シリ)もハンズフリー(ハンズフリー用の天井部に埋め込まれたマイクとオーディオのスピーカー経由)で使える。これは素晴らしいのだが・・・残念ながら従来のGoogleサービスとSiriは仲良しではない事だ。iコンシェルの羊の執事も大部分のGoogleサービスは使えなかったので同じだろうし、iコンシェルの羊の執事よりSiriは賢いので・・・誰憚らない車内ではSiriとの会話を愉しんでいる(と書けば、相当気持ち悪いが・・・)。


2013年10月10日木曜日

ChromeブラウザでGoogle Bloggerを書くとエラーコード頻発!

私はGoogle ChromeブラウザでGoogle Bloggerを書いている。ここ暫く更新が出来ていない理由が、Google Bloggerの作成画面で自動保存される際に毎度毎度表示されるエラーメッセージに負けてしまいブログ更新が滞っている。

リクエストを処理できませんでした。このエラーをBloggerのサポートやBloggerのヘルプグループにご報告いただく場合:
  • このエラーが表示されたときに、どのような操作を行っていたか説明してください。
  • 次のロゴエラーコードはこちら記載っとして☆ください。
BX-p49mik
この情報は、この問題を追跡して解決するのに役立ちます。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。閉じる

該当するフォーラムでも既に問題になっているが、これは恐らくGoogle Chromeの問題だと云う事だそうだ。現に、別のブラウザ(Safari)を使えば、このエラーメッセージは出ない。


クッキーを消去しても状況は変わらない。鬱陶しいので暫くの間、当ブログの更新停止します。
その間は旧ブログにて・・・?