2013年1月12日土曜日

柔軟な認識を可能にする神経機構は「嗅周囲皮質」にあり - 産総研と筑波大 | 開発・SE | マイナビニュース

柔軟な認識を可能にする神経機構は「嗅周囲皮質」にあり - 産総研と筑波大 | 開発・SE | マイナビニュース: "嗅周囲皮質"

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海馬傍回領域は記憶形成や記憶呼出時に於いて、ヒトとしての高度な認知機能に重要な役割を果たしている事は良く知られている。海馬回の役割は、記憶符号化及び検索において重要な役割を担っている。海馬傍回の或る領域は、場所の風景を符号化したり(PPA : parahippocampal place area)したり、顔に対して特異的に活動し符号化する部分(PFA : parahippocampal face area) 等が知られていた。






今回の発表は、海馬傍皮質 (parahippocampal cortex) には、記憶に纏わるヒトの五感全てに対して認知した背景を文脈に置き換える以上の機能が存在する事を示唆している。言語的なコンテクストに限らず、非言語的なコンテクストの中枢・・・つまりここが上手く作動しないと空気が読めずKYになってしまう・・・のだろうか?






尚、海馬回は、虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における最初の病変部位としても知られており、心理的ストレスを長期間受け続けるとコルチゾールの分泌により、海馬の神経細胞が破壊され、海馬が萎縮する。心的外傷後ストレス障害(PTSD)・うつ病患者にはその萎縮が確認されている。













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