2014年1月30日木曜日

イオングループの偉い人へ

ドミナント戦略 - Wikipedia: とは、『主にチェーン展開している店舗の出店施策の一つで、47都道府県や市町村全てを対象にした絨毯爆撃のような出店を行なわず、特定の地域を対象とした集中的な出店や特定路線沿いに次々と出店し同一商圏内の競業他社や競合他店に比べて市場シェア率の向上獲得や独占を意図した出店戦略や出店計画を言う。』




久し振りに岡山駅に行ってみると、噂には聞いていた巨大なイオン岡山ショッピングセンターの建設が大々的に行われていて県都岡山の玄関口は大きく様変わりして見えた。我が家もイオングループの金太郎飴戦略に載せられてキャンプやキャラバンの際にもイオンSCで出発準備の為の買い物をし、キャンプ・キャラバン中に必要な物が出来たら最寄りのイオンSCに買い物に行く・・・ドップリとイオングループな購買生活を過ごしている。




この年末年始は珍しくイオングループの手薄な地域に行ったので他系列のショッピングモールを満喫しイオングループの日本全国画一化戦略・日本全国総金太郎飴戦略に毒されていた事を再確認した次第だ!・・・と偉そうに云った処で、年末年始キャラバンの帰路にはイオン系禁断症状の妻子をイオン倉敷SCに立ち寄ったのだから、イオン党なのだろう。




岡山市の南の外れに住まう我が家の最寄りのイオンは、北区青江のイオン岡山店なのだが余り頻繁に行かず普段の買い物は自宅徒歩圏内の両備ブラッツで極力買う事にしている。この自宅徒歩圏内のスーパーマーケットは、田舎住まいの我が家の生命線でもある。ここが閉店になれば不便この上ないからドコでも買える物は極力ココで買って支えなければならないと考えているからだ。




チョット良いモノを買おうと思ったら・・・20年前なら迷わず百貨店に行っていた。10年前なら少し首を傾げながら百貨店に行こうとした。だが、庶民の我が家には、特別なチョット良いモノを百貨店で購入するメリットが見出せ無くなった。チョット良い物はネットで買えば良いし、凄く良い物は・・・我が家には必要ない。で、両備プラッツでは売られてはいないが我が家が必要とする物・・・例えば、リーペリン(LEA&PERRINS)のウスターソースや、アトピーッ気のある娘さん愛用の石澤研究所植物生まれの地肌シャンプー(オレンジ)等はイオン倉敷SCで買うしか無い(ネットで買うと送料分が無駄)。中華料理に振り掛けると相性バッチリのチョーコーの金蝶ソースなんかも九州展の際にイオン倉敷SCで買う事が出来る。










岡山駅前にイオン岡山SCが出来たら・・・我が家は足繁く買い物に通うだろうか?と考えたが、恐らく我が家は今まで通りにイオン倉敷SCに行くのでは無いかと思うのだ。JR岡山駅前の中心街では駐車場がタイトに成るだろうから、億劫だ。止む無く百貨店で買わなければならない品を買う為に、百貨店である岡山高島屋に行く事が年に1回程あるが、朝一番に駐車場に入る気で行けば困らないが、昼前にノコノコ出掛けると駐車場への入場に小一時間を要してしまう。イオン岡山SCの駐車場動線がどうなっているのかは判らないが、恐らく混雑時には相当イライラさせられそうだ。




県都岡山では中心部での人口減少には歯止めが掛かったとは云うモノの大多数が郊外へ拡散してしまい公共交通機関整備の効率が悪く郊外と結ぶ公共交通機関は縮小気味であり大多数の世帯が自家用車を買い物の移動手段とする地域である。こうした層を対象に、当のイオングループはモールドミナント戦略を日本全国に敷いて130カ所余りのイオンショッピングモールを建設するに至った訳だ。多くの地域では、イオンのショッピングセンター同士の客の奪い合いが発生していて、それが倉敷・岡山間で新たにスタートするのだろう。




それにしては少々手狭に見えてしまうが、噂ではイオン岡山SCでは、行政や公的機能の一部さえも担わされて・・・国際会議が開けるコンベンション機能や地元大学のサテライト教室や地元民放TV局のサテライトスタジオや5〜600席の小劇場や美術館等を併設していてイオン倉敷SCよりは、今のトレンドである「コト消費」に振っているのだそうだ。




既存店であるイオン倉敷SCを越えて、更に広範囲の地域からJR岡山駅前の新店に集客し続ける為には、劇団公演やコンサートや有名美術展の巡業展示と云った薄く広く集客可能な文化的事業を継続して誘致し続けつつ、利益を確保し続ける仕組みを維持しなければならないだろう。立地としての岡山市は、備前藩の伝統を引き継ぎ質素倹約であり47都道府県で有数のケチ地域である。ここに全国初や、中国地方でココだけや、西日本初の「コト」を誘致し発信し続ける事がイオングループ新店の、県都岡山の未来を左右するだろう。広域から多くの利用客を誘致し続ける事が出来れば宿泊業や観光、他の小売店・百貨店もお溢れに与る事も出来るのだ。






どうやら岡山市も岡山県も、県都再生をイオングループに任せっきりにする腹づもりなのだろう。ケチんぼの街で成功すれば日本全国ドコでも大成功間違いなしだ。JR岡山駅前を試金石としてイオングループには頑張って頂きたい。「コト消費」に大きく舵を切ったイオングループ初出店と云う位置付けならば、陳腐な「イオンSC」と云う名称を封印すべきだ。




#あぁ〜、でも、ウチはイオン倉敷SCを今まで通り愛用するツモリなので、集客力を失って悲しい末路にならない様に御願いしたい次第である。


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