2014年1月24日金曜日

やはりSBMから・・・

ソフトバンク、スマホ通話にも定額制 データ通信含め月5980円から (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS:




私は、VoLTEのスタートを以てNTTドコモからスマホ通話定額制が始まると思っていた。

NTTドコモ、LTEで音声通話「VoLTE」サービスを今年3月開始か


だが、やはりソフトバンクモバイルが先鞭を付けた。「始まりは、いつもソフトバンクから・・・」なのだろう。

定額通話料導入に拠って「通話収入」が増える事は断じて無いだろう。スマホにも定額通話制を導入するのがSBMだけなら顧客獲得の良い商材となるだろうが、恐らくNTTドコモもKDDIも追従するだろうから再び3社三竦みとなってしまう。



1回当たり5分以内で月千回まで定額制となっても、従来型の同キャリア向け定額制料金も払い続ける「養分」も居ると踏んで増収になると打って出たのだろう。プライベートなら無料アプリ通話を使うだろうし、ビジネス利用でも「楽天電話」や「050IP電話」へ以降していてスマホキャリアでの通話収入は定額制料金のみと成りつつある・・・のだろう。だから・・・3社三竦みで市場が硬直している間隙を突いた「楽天電話」及び同種の通信事業に3社共同して立ち向かう事にしたのカモ知れない。



但し、追従する2社がSBM同条件である保証は無いが、今までは3社横並びの通話料やデータ定額を打ち出していて内輪でカルテル的取り決めで利益確保の為の競争制限を強いてきたのでは無いだろうか。残念な事だが、恐らくスマホの通話定額も3社横並びとなってしまうのでは無いだろうか?



超弩級の設備産業であるMNO(移動体通信事業者)は3社3様のウイークポイントを抱えていると思う。NTTドコモは3G通信で誇った繋がりやすさ日本一に慢心しLTE網拡充に出遅れ感があるだろうし、KDDIはスマホ全盛期にも関わらず音声通話とデータ通信を同時に行えない事から最もVoLTE導入を切望しているからこそLTE網拡充に熱心だが未だ全国でVoLTEが開始できるレベルには至って居らず、そしてSBMは歴史的経緯として圧倒的な基地局不足だろう。SBMは、本来自ら基地局などの設備投資を行うのが義務であるMNOの癖に、イー・モバイル網を使ったMVNO(仮想移動体通信事業者)でもある。



お役所気質のNTTドコモ・KDDIの尻をオンザエッジなSBMが引っ叩いて、我が国の移動体通信が進化の歩みを止めなかった事は大きく評価している。私自身がSBMをメインで使う事は無いだろうがSBMには感謝している。


1 件のコメント:

  1. 条件を満たせば定額制・・・だと思ったのだけど、何だかチョット違うみたい?

    日経トレンディの記事を要参照
    ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140129/1054800/?P=1

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