2014年6月25日水曜日

『そうだよね』『わかるよ』『辛かったね』

世の女性全部に当てはまる訳では無いのだが・・・、多くの女性が理解されたいと思っているらしい。

草なぎ剛主演ドラマ「独身貴族」では、「女性との上手い会話の方法」なるモノ祖父から教わった知恵を披露していた。
女性は、大抵退屈な話を延々と続ける。
だが、円満な関係を続けるためには、女性の話を聞いてやらねばならない。
その対策として、山手線の駅を東京から順番に思い浮かべ、ターミナル駅に到着するたびに、『なるほど』『確かに』 と、交互に相槌を打つのだ。
東京駅に帰ってくる頃には、話は終わっているよ。
私には、こんなナイスな知恵を授けてくれる祖父はいなかった(別の知恵は授けてくれたカモ知れない)が、幸いに私の周囲には「退屈な話をする女性」に不自由はしなかったので子供の頃から似たテクニックで乗り切る癖が付いていた。

私が愛用していた言葉は『なるほど』『確かに』ではなく『そうだよね』『わかるよ』である。長年同じフレーズを使い続けてきたのだがウケが非常に良いのだ。

何故ウケが良いと判るかだが・・・、私自身真剣に親身に相談にのった時の評価は芳しくないにも関わらず、私自身が聞いているフリをする為に『そうだよね』『わかるよ』と山手線を巡りながら相槌ダケを入れた時は評判が良いのだ。相談して気持ちが楽になった・・・とか、解決策が見つかった・・・とか、判って貰えて嬉しかった・・・とか、である。最強のバージョンでは、東京駅に戻って来る度に『辛かったね』と相槌を打つのだ。

個人的な相談に立ち入りすぎるのも個人情報保護の観点から望ましい事では無いので、話を終えてスッキリとした顔で礼を言われた後には私には何にも保護すべき個人情報が残っていないのは清々しい位だ。相談している女性は、意見を聞きたいのではなく理解されたいだけなのだろう、いや、理解されたと思い込みたいダケなのだろう。


『そうだよね』『わかるよ』『辛かったね』は魔法の言葉ではあるが、付き合いの長い奥方にはバレバレなので使えないのが悩みのタネである。何故なら、ドラマ「独身貴族」の祖父の知恵を愛用している事を見抜かれて、録画したドラマを見せられた訳だから・・・。

世の女性は・・・と思っていたが、これは男性にも使えるワザだと本日気が付いた。世の中の人々は男も女も承認願望に飢えているのカモ知れない?


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