2014年6月27日金曜日

世界初の巨大第3世代炉を中国が稼働準備中

危惧が急拡大、中国に世界初・巨大炉を任せて



過去記事でもエネルギー問題に悩む中国の原発の新設ラッシュの事は書いてきたツモリだ。今後10年間で新設原子炉が60基増える事に成るそうだ。従来、中国では欧米で開発された科学技術が熟成し枯れた技術になった頃に導入していたが、今度は最先端の第3世代新型炉を世界に先駆けて中国が運転開始する事になりそうだ。



フランスのアレバ社の設計に基づいて中国が独自に製造し、後にアレバ社の検査官が審査するのだが管理状況が適正では無いと報告しているそうだ。月面探査船を送り込める中国の科学技術力を不安視しているのではなく、例の高架式高速鉄道脱線事故の際も原因究明が出来ぬまま運転を再開したと云う安全軽視の姿勢に大きな不安を感じてしまう。

我が国だけで中核派や反日活動家に扇動されて反原発活動に励んで原発を止めても、中国で急増する巨大原子炉で万が一にも重大事故が発生すれば我が国の被る被害は福島第一原発事故の比では無いだろう。

そして、更にフランスのアレバ社から安易に技術移転された新型「EPR 欧州加圧水型炉」は中国の国産技術として全世界に輸出されていく事に成るのだが、そのコピー商品にはアレバ社の安全思想は盛り込まれていないだろう。

原子力の火は、人間の力では制御できないほど強大でリスクの大きい科学技術なのカモ知れないが、今レベルの地球には必要悪として、より安全な商用利用に努めるしかない不可欠のエネルギーである・・・と御認識頂くしかない。

唯一の被爆国として福島第一原子力発電所事故を起こした我が国だが、より安全な原子力平和利用の普及に於いて全世界に貢献すべきである。その為には、技術水準を維持向上する為に原子力畑にも肥料や水を与えるしか無いと思うのだ。安全審査をクリアした原子炉の営業運転再開と、旧式炉を順次第3世代炉へのリニューアルを行うべきである・・・と思っている。





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