2014年7月6日日曜日

社会的アレルゲン

同僚や配偶者のいらつく行為に対処するには - WSJ


狩人の特性を持っていると云われる男性性は、目先の獲物の事だけに集中し続けないと狩りを失敗してしまうから、一説に依ると同時に複数の事を考えるのが苦手だとされていて、基本的に悩み事は1つであると云う幸せな性である。こう書いてしまうと、「私は複数の悩みを持っている」と男性の方に反論されるのだが、私も男性性なので判っているので言い換えると・・・「男性は最上級の悩みは1つで、2番目以下の悩みは複数持っている」ならクレームは付かないだろう。だが、採取営巣を生業とした女性性は、複数の悩み事をそれぞれの重要度に於いて持っているので、最上級の悩みを同時に2つ以上持つ事も可能なのだ。

男性性は単純で、女性性は複雑だと云うツモリはない(ま、実際に男は単純だけど)。男は楽ちんで、女は苦労が多くて大変だと云うツモリも無い(女の経験はないけど、男も女も大変だろうから)。

で、悩み事に潰されるのは弱い男の方が多いだろう。狩人だから、狩りの最中なら怪我も悩みも忘れて狩りだけに集中出来るけど、狩りが済んでしまえば単なる弱い男の子に戻ってしまうのだろう。短期間・短時間なら精神的な痛みも肉体的な痛みも耐える事が出来る男性性だが、長期間や期間の定めが無い痛みにはからっきし弱い。

心身症とは、精神的なストレスや悩みが体の症状として現れる病気の事である。身体的な治療と並行して、心理面の治療やケアが必要だとされている。以前、私は逆流性食道炎(だと思う病を)患っていた。だが、或る事をキッカケにケロッと治ってしまった事から、これは心身症だったと気が付いた次第。その後は、同じ状況に復したにも関わらず、再び症状が現れる事は無かったのだ。(ま、別の形で身体症状が現れたらイヤだけど・・・)

私の場合の社会的アレルゲンとは、実母である。実母と完全分離の筈の二世帯住宅で同居を始めた頃から胃潰瘍が悪化し吐血する位まで悪化した事がある。その後、趣味であるアウトドアに専念して週末は家を空ける事に徹して小康状態に落ち着き、偶に逆流性食道炎で夜中に胃液を吐く位になっていた。その後、母は長姉と一緒に暮らすと引っ越していった翌週から、すっかり胃腸症状は治ってしまった。これで明確に判明した。私は実母アレルギーだったのだ。(犬アレルギーや猫アレルギーと異なり、実母のフケやや抜け毛でアレルギーになる訳では無く実母の言動に因って苛立ちが生まれ、その苛立ちに私の身体症状がノーと表明した訳だ)だが、今度は彼女の長姉と喧嘩したらしく1年半前頃には引っ越して帰ってくる事になって・・・これで胃潰瘍や逆流性食道炎と云った胃腸症状が再発するのではと心配したのだが・・・実母アレルギーだと知った上なので、それなりの対応が効を奏したのか心身症は起きていない。

その課程で私自身が気が付き改めようと思った事柄が、冒初引用URLにはサラッと書いてあるのでネタにしようと思い至った次第。「他人(実母)は、悪意無く私を苛立たせる存在だと認識する」「他人(実母)を変える事は難しいが、自分自身を変えるのは容易い」「自分自身が変われば、他人(実母)は変わらぬままでも受け止め方が変わるので精神的ダメージは大幅に少なくなると知る」・・・だろうか?

これも1つのマザコンの形なのだと思うが、この人を実母と認めたがらなかった幼少期の自分を責める事も出来ない。その物心ついた頃の幼少期の私の心が全力でノーと叫んだ事がいい年放いたオッサンの心にも残っていて、それがいい年放いたオッサンを苦しめていたのだ。無理に愛そうと無駄な努力をしていた頃と違って、実母を嫌いだと思う心を(自分の心の中だけでも)隠さず解放したら、当に憑き物が落ちるように楽になれたのは事実だ。この世に命を賜ったキッカケである実母が嫌いだと思う等とは、天に向かって唾を吐く罰当たりな事だと思うが、隠さず大嫌いだと知った上で社会的生き物としての人間らしく実母に孝行をしなければとは思える。

#尚、余談だが・・・私は今では実母と(家族だから逃げ回る訳にもいかず)普通の親子のように普通に接していているツモリだし、特に彼女から冷たい息子だと指摘された事も無い筈だ。でも、人と人同士には相性と云うモノが存在していて、互いに相性が良いとは思っていないのだろうとは思う。綺麗事で覆い隠すのではなく、ありのままに受け容れる事が必要なのだ・・・と思う。しかし・・・、52歳にもなって天命も知らぬまま、こんな身勝手な事を考えているとは・・・恥ずかしい限りである。







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