2014年7月8日火曜日

BMI値と死亡リスクの関係

「太りすぎ」よりも「痩せすぎ」のほうが健康に悪いって本当!? - COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) - X BRAND:





女性はやや痩せ気味でも良いのかも知れないが、男性はやや太り気味の方が長生きが出来るらしい。この理由は、皮下脂肪の量が健康維持には重要だと云う事が判る。多分、恐らく、死亡リスクに於いては皮下脂肪は善玉で内臓脂肪は悪玉なんだろうと思う。肥満度が上がれば善玉の皮下脂肪が増えるに従って悪玉の内臓脂肪も増えてしまうので、肥満度が進めば死亡リスクが高まる訳だ。元々女性は、男性より皮下脂肪が多いので、データ補正が必要なのだと思う。だから、最も死亡リスクが低くなるBMI値を以て標準体重とすべきだろう。

このザックリとしたグラフから読み取ると、女性の標準体重は従来のBMI方式で問題無いが、男性の標準BMI値は24になる筈。つまり、BMI値26.2の私は、後12Kg体重を落とすのでは無くたった6Kg落とせば死亡リスクを最低に下げる事が出来る訳だ。

皮下脂肪が死亡リスクを下げている原因は、皮下脂肪が産生する善玉のアディポサイトカイン(生理活性物質)に依るのだろうと云われていて、例えば、アディポネクチンはインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制等の健康増進効果が知られている。他にも、TNF-αは腫瘍壊死因子として固形がんに対して出血性の壊死を生じさせるサイトカインである。(病理研究から悪玉サイトカインと類別されているモノでも、実は現代の医学では産生される総てのサイトカインの働きが判っている訳では無く、単純に不健康化因子としてだけ働く悪玉物質は少ないのではと云われている。取り敢えず、日本人の死因TOP3を構成していた心疾患とガンと脳血管疾患は、皮下脂肪が産生するサイトカインでリスクが低減する筈。:脚注)




俗に云われる「リンゴ型(内臓脂肪型)肥満」は死亡リスクを上げ、「洋なし型(皮下脂肪型)肥満」は死亡リスクを下げるのだろう。内臓脂肪は普通預金、皮下脂肪は定期預金に例えられていて、引き出し易い内臓脂肪を燃焼させ減らしていき皮下脂肪は減らしすぎない事が健康増進には必要なのだろう。単にBMI値だけで健康管理を行うのなら、旧来の標準BMI値に拘泥せず新たな知見に基づいて死亡リスクが最低になるBMI値を新たな標準体重とすべきだと思う。




だから・・・岡山県健康づくり財団人間ドックに於いてでも男性標準体重はBMI値24に緩和すべきだ。(そうすれば、今の私もギリ肥満から肥満気味に呼称も緩和されるだろうし・・・)




・・・と、偉そうに書いてみたモノの、後6Kg・・・どうやって落とそうか? < 私




脚注:厚生労働省の人口動態統計(2012年の年間推計)によると、死因別の死亡数は、がんが36万1000人でトップ。次いで心疾患(19万6000人)、肺炎(12万3000人)、脳血管疾患(12万1000人)の順であり、肺炎が死因第3位に登場している。生活習慣病対策が効を奏して肺炎が3位に食い込んだのか、高齢化に起因するのか、肺炎球菌ワクチン摂取の遅れと云った感染症予防体制が後れを取った結果なのかは専門家に任せたい。但し、肺炎に因る死亡リスクにもBMI値は関係していて、BMI値が高い方が抵抗力が高く死亡リスクは下がるのだそうだ。当に、デブ万歳である。

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