2014年10月7日火曜日

神の粒子「ヒッグス粒子」の研究が宇宙を崩壊させる? : ギズモード・ジャパン

神の粒子「ヒッグス粒子」の研究が宇宙を崩壊させる? : ギズモード・ジャパン:



先ずは上記引用URLの記事を読んで頂こう。

尚、余談だが、私は未だにCERNのLHCでヒッグス粒子は発見できたとは思っていない。発見と云う表現を使ったのは、何兆回もの実験の結果を統計学的に見て存在しない事が不自然だと云う結果が得られただけ・・・である。

で、話を戻そう。

真空の崩壊は1つの概念である。

古典的な理論における真空は「物質もエネルギーも無い空間」であるが、量子論における真空は仮想粒子対生成対消滅が常に発生しており、決してエネルギーがゼロの空間ではない。したがって真空はあらゆるに対して最低のエネルギーを持っている。しかし実際には、真空にも真の状態に至るまでの、スカラー場におけるポテンシャル極小値を考える事ができる。そのような場合、よりエネルギーの高い状態の真空は準安定状態であり、ポテンシャルの極小値に停留しているにすぎず、何かをきっかけとしてよりエネルギーの低い状態の真空へと移行する可能性がある。

もし、現在の我々がいる宇宙の真空が偽の真空だった場合、ポテンシャルの極小値に停留している状態に過ぎない。例えると、坂道を転がるボールが、坂を下りきる途中の穴に転がり落ちた状態である。ポテンシャルの障壁を乗り越える、すなわち落ちたボールが外に飛び出て再び坂を転がるには、ボールが穴から強く蹴り上げられるか、穴の横の地中を直接通り抜けて再び地面に戻るかのどちらかの方法をとらなければならない。現在の真空が相転移するこの現象を「真空の崩壊」と呼ぶ。

LHCが、又は、近い将来完成するILCで宇宙の真空へ投入される人為的なエネルギーが、宇宙の偽の真空の「支え」を取っ払うには根本的に全く足りないのだが、量子論では不確定性原理により、あたかもトンネルを掘ったかのように障壁を乗り越えてしまう事がある。これをトンネル効果と呼ぶが、これは確率の問題であり、どのような場合に起こるかは不明である。ただし、ポテンシャルの障壁が大きい場合には、その確率は低くなるが、ゼロにはならない。

だから、完成するILCで、ヒッグス粒子の質量を正確に知ろうとする試み、トップクォーク質量を正確に知ろうとする試みを何億回何兆回と繰り返すと真空の崩壊が起きてしまう確率が僅かだが上がると警告している(遊んでいる?)のだ。その到来時期は、数十億年後と予測されていて、母なる太陽の新星化や弥勒菩薩の到来(約56億7千万年後の未来)と同じレベルの超未来なので、今日の我々的には心配は要らない。尤も、光速で拡散する真の真空の泡は我々からは事前に観測される事は有り得ないので、実は直ぐ側まで迫っているのカモ知れない。


尚、真空の崩壊が発生したら、光速で伝搬するソレが「偽の真空」から「真の真空」の差分である莫大なエネルギーを広大な宇宙空間で爆発的に解放していくのだから、それまでの宇宙の全構造を壊滅的に破壊していくと予想されている訳だが、実際の処は誰にも判らない。

尚、私が信じている仏教的な宇宙論では、我々が住まう宇宙は複素平面と云う2次元であり、その中に住まう我々自身は恰も宇宙は3次元構造を持っていると錯覚しているに過ぎないと思っている。(まるで、複素平面に無限遠点を一点追加して拡張したリーマン球面の如く)複素平面と云う2次元の影は、実四次元の空間を成すからだ。

だから、真空の崩壊は起きない。ドラマチックな終焉ではなく我々の宇宙は構成する粒子が長い年月を経て静かに解脱を迎えていく。詳しくは、釈迦牟尼自身の言葉を記した

説一切有部か注釈書の阿毘達磨発智論や、同じく注釈書の概要書の阿毘達磨倶舎論を読まれるべきか?後世の注釈は一切気にせず釈迦の言葉のみ(現代語訳で可)を読まれるべきだ。約2500年前の釈迦の思惟に拠って得た真理は最新の宇宙物理学を超越している・・・と思っている。











#ホーキング氏も益々御顕在と云う事ね。

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