2014年11月6日木曜日

【腸は第2の脳!?】頭を働かせる「美腸」に良い食事とは? - ネタりか

【腸は第2の脳!?】頭を働かせる「美腸」に良い食事とは? - ネタりか:



いやいや、「脳は腸(消化器)の一部」が正解。



# ステマ満載の情報サイトにツッコミを入れるのもヤキが回った感は強いのだが・・・



情報伝達に不可欠な神経伝達物質の大部分が腸からも分泌される事は有名な話だ。



精神の安定に寄与するとされるセロトニンに於いては、腸に90%、血小板中に8%、脳に2%存在している。二胚葉生物では腸の蠕動運動を促進させる為の内分泌物質(ホルモン)だったのだが、三胚葉生物(脊椎動物)への進化の過程で、血管脳関門の内側である脳幹部へセロトニン産生を受け持つ消化管粘膜類似組織が移転して脳内セロトニンとして機能している。そもそも単胚葉生物だった頃の消化管の一部で在る口腔が進化し神経結節を形成し中枢神経へと進化した。食いしん坊だった口が進化したのが脳であるから、脳は食べたがりなのだろう。そして、現代人は食いしん坊の脳を宥めて落ち着かせダイエットに悩む事になってしまった訳。



消化管が良い状態に保たれないと、脳の中の消化管粘膜類似組織も健康な状態にならず脳内セロトニンが欠乏し、意欲・動機・学習などに重要な役割を担っていると言われているドーパミンの分泌量も減ってしまう事になる。



余談だが、脳内セロトニンの量を増やす為には、必須アミノ酸であるトリプトファンが多く含まれる優良なタンパク質の摂取が必要だ。心と精神の安定の為には、脳内セロトニン・ドーパミン等々のバランスが大切と云う話。


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