2017年4月5日水曜日

映画『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』を観た

映画『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』公式サイト

岡高地区の御当地映画なので地元では話題にはなっていたが、事前紹介された情報から全く触手が動かず、将来のTV放映迄お預けと思っていたのだが・・・ついつい

原作・脚本・監督が神山 健治で、代表作はProduction I.Gでの『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『東のエデン』、『009 RE:CYBORG』だろう。Wikiにも書かれている通り、『押井塾時代の神山を押井守は「級長のような存在」と評している。また、「こんなに売れるとは思わなかった。もっと早い時期につぶしておけばよかった。」と冗談交じりに語っている。対して、神山は「押井さんの影武者になれればいいと思っていた」と語っている。』が、『009 RE:CYBORG』同様に、「心の師」押井守なら、こんな風に作るだろうと作風を真似っこドンドンした作品で、本歌は同じくメタ虚構を舞台とした『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』だろうか?『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』が幅広い分野のクリエーター達に及ぼした影響は大きいだろう。(詳しくは、同Wiki 後続作品への影響を参照されたい)

だがしかし、優等生的な真似っこドンドンでは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を超える事は敵わなかった。やはりTV放映を待てば良かったかな?地元倉敷市では聖地巡礼を期待しているそうだが、それはTV放映後だと思うので息の長い受け入れ体制の持続が問題となるだろう。

2017年4月4日火曜日

映画パッセンジャーを観た

『パッセンジャー』未来の宇宙船に“禅庭園”が登場!その知られざるワケは?

映画『パッセンジャー』公式サイト

20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。(映画.com

未来の超大型移民宇宙船を舞台にした映画なので、うっかりSF映画と勘違いしそうだが、SF的要素は殆ど無く主人公達2人のロマンスを描いたラブストーリーだ。

上映開始後30分以内に予告が異なっていたと重大なネタバレが為され、当然の帰結に至rり、そして伏線として隠された危機が表面化し、大いなる危機に直面した主人公達2人の決断と愛の行方は如何に?・・・と云う話だ。

主人公の男性側(エンジニアのジム)の重大な犯罪行為は、心情は理解出来るモノの絶対に許されない筈の事で、その結果として乗客5000人(−2人)と乗務員258人(−1人)を結果的に助ける事が出来たから許せと観客に迫るのは如何なものだろうか?

準備する時間は最長88年もあるのだし私ならロボ・ドクター(医療用ポッド)をもう1つ作り、2人で新天地ホームステッドⅡコロニーで目覚める途を選ぶと思う。アヴァロンにはプログラム次第で人工冬眠に移る手技を手伝ってもらえるだろうアーサー(ロボ・バーテンダー)もいるのだし・・・

私は、人の道に背いているという感覚、背徳感 、 罪悪感 、後ろめたさ 、疚しさ、申し訳ないと感じる心持ち、心咎め、申し訳ない気持ち を強要させられてしまった。

因みに、我が人生の伴侶は、映画通りの結末こそがしっくりくると曰った。

本当に、そうなのか?

・・・