'via Blog this'
食中毒というと梅雨とか夏が思い浮かぶのに、なぜノロウイルスによる食中毒は冬場に起きるのだろうか?
以前の知見では、人の糞便が流れる下水には下水処理場を通り抜けノロウイルスが多く含まれていて河川から海に流れ込み、2枚貝は大量の水分吸い込んで餌であるプランクトンと一緒に体内にウイルスを取り込んでいる。こうやってウイルスを体に溜め込んだ二枚貝である牡蠣を生で食した事で感染する。その牡蠣を生で食する事が多いのが冬なので、冬にノロウイルスの感染が多く報告される理由だとされていた。
だが、感染経路を調査しても二枚貝の生食が見出されない例が圧倒的に増えているのだそうだ。因みに、牡蠣はノロウイルスには感染しないので牡蠣の消化管内での生物濃縮で増える以外では増えない筈。そして、ノロウイルス入りの韓国産のキムチが日本に輸入されているのが原因だとする説があがっている。数年前は「日本国内で市販されていた韓国産キムチから回虫の卵が見つかった」という事件があった。本場のキムチは美味いのだが・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿