2013年2月26日火曜日

自分は平均より優れていると思いたい。

なぜ自分は平均より優れていると思うのか - 放医研などが脳内の機構を解明 | 開発・SE | マイナビニュース:



う〜ん・・・

私は他人より優れていないから、新たに増えた関与先の仕事の立ち上げに手間取っていてブログ更新もままならぬ有様なのだが・・・

「脳内に自分自身について優れていると思う心の仕組みが脳内に埋め込まれている」事で自分が平均より優れていると錯覚する事が生きる活力と成り得る・・・のだとは、我々はつくづく寂しい種族なのだなぁ。



妖星伝シリーズ全7巻(半村良の伝奇SF小説)で、の人類誕生の真の理由は・・・御一読頂くとして作中の仏教僧が説いた人としての魂の修練とは「息をすることなどは、おのれの命にまかせておけばよい。牙を剥いておのれを啖いに来るけものを見たら、命が大声で逃げよと喚きたてようぞ。その牙にかかれば、命が弱かったからにほかならぬ。おのれの前に誰がおり、なぜいるのか。おのれはなぜ生まれ、何をなすべきか。それらをつかむためにこそ、意識はあらねばならぬ。しかも意識は常に清く澄ませ、決して前後のつながりを欠いてはならぬものじゃ。我らの修行とはそのためのもの」



ソクラテスの「無知の知」では、「ギリシアの哲学者ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではない事に気がついている、言い換えれば無知である事を知っている点において、知恵者と自認する相手より僅かに優れていると考えた。」そうだが、こうして相対的な優劣を比べたがるのは西洋的な発想であり、東洋的には論語「子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。」にある通り、知らない事は知らないと自覚することが「本当に知るということ」であり、自分の知っていることについて相手に教えてあげ、自分の知らないことについては相手に教えを受けることなのだとした。






平均より優れていない自分を肯定する事も肝要なのカモ?








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