夜1時35分に何が? 島根県庁の時計250台一斉ストップの怪
産経新聞 12月17日(火)20時31分配信松江市の島根県庁で16日午前1時35分頃、建物内にある時計約250台が一斉に止まった。職員らが確認し、針が同じ時刻を指す12時間後の16日午後1時35分頃に復旧させたが、原因は分からないまま。「ポルターガイスト現象ではないか」ともささやかれている。
県管財課によると、止まったのは本庁舎、南庁舎、分庁舎、議事堂別館の4棟にある時計。針が「1時35分」頃を指したところで止まっているのを、16日午前8時頃、登庁した職員が気付いた。
各時計は、本庁舎の電話交換室の親機から電波を送信し、時刻が自動設定される仕組みだが、親機は通常通り動いていたという。30~40年前に導入されたとみられ、同課は「これまで時間がずれることはあったが、一斉に止まったのは初めて」と首をかしげる。
県では、実施中の耐震工事や落雷の影響はないとみられることから「電圧異常」とみるが、詳しい原因は分からないといい、今後時計メーカーに調査してもらう方針だ。
タイムトラベル系のSFでは人為的時間操作の際に、副次的に発生し易い現象として知られている事ナンだけど・・・
「1時35分」に何があった…時計250台“一斉停止”、県庁慌てさせた“ポルターガイスト現象”の意外な顛末 2014.2.12 07:00 msn産経ニュース
返信削除ttp://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140212/wlf14021207000001-n3.htm
騒動の末…犯人は「バッテリー」
しかし、その顛末は意外にあっけないものだった。子機に信号を伝達するための親機内のバッテリーの劣化が原因だったと分かったのだ。
管財課によると、親機は本庁舎の電話交換室にあるが、精密機器のため内部が目に見える形で公開されることはほとんどなく、職員の中でも親機を見たのはごくわずかだという。
その親機を時計業者が調べたところ、内部のバッテリーが老朽化して電圧が下がり、信号を正常に送ることができなくなっていたのが原因と判明した。親機は、子機約250台と比較して少ない電気で足りるため動いていたという。
子機はこれまで数分の遅れが生じることはあったが、一斉に止まることはなかった。同課の担当者は「システムは一定の電圧になると安全上、止まる構造でこれまで以上に電圧が下がったようだ。しかし、すべての時計が止まることは想像していなかった」と話す。
時計は、導入から30年以上が経過しているというが、定期的な点検はしておらず、最近ではいつ点検が行われたのかも分からなくなっていた。
バッテリーは昨年末に交換。現在、時計は正常に動いているという。「今後はこのようなことがないように点検を徹底したい」と遠藤グループリーダー。
まさに「幽霊の正体見たり…」だが、時計を全面復旧し、原因を突き止め対策を講じなければならなかった職員にとっては、神経を使った半月間だったようだ。