2014年2月18日火曜日

「楽天」国内市場平定、そして次は世界市場へ?

楽天、携帯メッセージング会社「バイバー・メディア」を子会社化 | テクノロジーニュース | Reuters:



私は無料IP電話はSkypeを使っている。自宅にはSkype専用電話機が有るので、出先から自宅向けの音声通話に非常に重宝している。巷で流行っているLINEも一応インストールはしているが殆ど使っていないのが現状だ。




SkypeにはSkype Outと呼ばれた固定電話や携帯電話へ格安で有料通話できるサービスも使っていた。使っていた・・・と云う過去形なのは、日本独自の問題で発番号通知が『非通知』となってしまう事だ。これは・・・私のSkype IDが通知する番号を持っていないからだろうと050系のSkype番号を有料入手してみたが、今度は『表示圏外』と表示されてしまう。




私の周囲の大抵の知人・友人は『非通知』着信拒否設定をしているので『非通知』では電話が鳴らないので着信にも気が付かないのだが、電話は鳴るが相手の電話に表示されるのが怪しげな『表示圏外』では電話に出て貰えない。




Skype通話は国に拠っては、発番号通知する電話番号を認証済みの携帯電話番号や固定電話番号に出来るサービスも行われているが、日本では何度か犯罪で使われた事で、このSkypeのサービスは当局より封鎖されているのだ。




そんな中で、楽天グループに拠って買収された電気通信事業者であるフュージョン・コミュニケーションズが2007年に『フュージョンでSkype』と云うサービスを開始した。Skype Out通話にフュージョンIDである050系の電話番号を発番号通知して電話を掛けるサービスだ。これが、今やスマホユーザーの多くが愛用している050系格安通話の走りでもあったと思う。だが、しかし2012年には「フュージョンでSkype」は諸般の事情でサービスを終了してしまった。

「フュージョンでSkype」サービス終了のお知らせ

諸般の事情とは、Skype Outのチャージが他の050系格安IP通話との競合関係に陥ってしまった事だろう。これでは、フュージョン・コミュニケーションズの儲けを削って、フュージョン・コミュニケーションズも手掛けている050系格安通話と食い合ってしまう。

通常のスマホ通話料は各社横並びで、通話料は30秒21円(42円/分)

私も使っている楽天電話は、    通話料が30秒10.5円(21円/分)

IP電話アプリの050 plusの場合、無料通話19以内を含む基本料315年+従量分が固定電話宛が8.4円/3分、携帯電話宛が16.8円/分

IP-Phone SMARTの場合、基本料0円で、通話料は16.8円/分(固定電話向けも携帯電話向けも同料金)

非通知や通知圏外で良ければ、Skype Outで 6.7円/分



確かにSkype Outは安い(年額プランなら更に安くなる)のだが、非通知や通知圏外では電話として機能しないだろう。(そして、更に・・・電話として機能しない癖に、相手の電話が鳴ったら相手が出なくても接続料を徴収されてしまう)だから、Skypeは無料通話限定として使う事にした。050系格安通話にしたトコロで、発番号通知する電話番号を周知する事に手間を掛けたくないので使い難く結局、同じDOCOMO向け以外は楽天電話を使っているのが現状だった。






Viber(バイバー)は当初iOSでしか使えなかったが、SKypeと比べて音質が優れていた。その後Android版も登場した事は知っていたが、私は移行しなかった。こうして今回話題になったViber(バイバー)を見てみると、以前はダメだったPC(Windows)とMac OS Xに対応したデスクトップ版のリリース、及び、固定電話や携帯電話へ通話できる「Viber Out」機能も開始されているではないか?そして、更に、固定電話宛が1分約2.34円(3分で約7円)、携帯電話宛が1分約9.96円で競合他サービスより安く設定されている。





Viberをインストールしてみると少額課金をApp Storeに依存して「Viber Out」への敷居を下げている。100円・500円・1000円と購入額を選べるので取り敢えず500円購入。で、事務所の固定電話向けで試してみると発番号通知は・・・8190-33××-××××だった。国番号(+81)-最初の0を取った国内番号を通知している。




暫く「Skype Out」も使っていないので、今ならSkypeからも「こんな風に」番号通知するのか、それとも「Viber Out」だからかなのかは解らないが・・・、これなら許容範囲では無いだろうか?




でも、同じく楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズの過去の商品だった『フュージョンでSkype』改め『フュージョンでViber』で、もしも、楽天電話と同じく国内で普通に使われている形式の携帯電話番号を通知する様になったら無敵かも?




ネットニュースでは中国や東南アジア市場で苦戦し撤退した黒歴史を持つ楽天グループが、他の国際的なインターネットサービス企業を買収し続けていて、それらと併せて再び海外展開を開始する足掛かりにViber(バイバー)買収を行ったとする記事が多い。伝えられている買収額は9億ドル(約920億円)・・・なのだそうだ。「Viber Out」が有ったとしてもViber(バイバー)社が買収額に見合う収益を上げていない事は事実だから少々お高い分不相応なお買い物だったのカモ知れない。




ま、そんな心配は投資家の皆さんにお任せして、私は『フュージョンでViber』サービスを待ってみる事にする。















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