2014年3月14日金曜日

今朝の地震・・・

気象庁「南海トラフ巨大地震とは無関係」(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース:

夜更かしな私が寝付いてから30分ばかし経った位だったろうか?激しい揺れで目が覚めた(・・・筈だった)。妻は速やかにベッドから抜け出し子供部屋の扉を開きに行っていた。私は、揺れを察知してからの秒数をカウントしてS波になったのが約3秒だったので震源との距離は約200Kmだと予測した。TVを点けようと焦っていたが、手に持っていたのはPS3のBDリモコンだった。

NHKで丁度速報をやっていて震源は伊予灘、震源の深さは80Km・・・いつもの「フィリピン海プレート内のスラブ内地震」なのだろう。


tenki.jp 伊予灘を震源とする地震情報


芸予地震



今回の震源である伊予灘とは、南海トラフから続くフィリピン海プレートユーラシアプレートと衝突しその下に潜り込む沈み込み帯の北端付近に位置する。


芸予地震の震源は、概ね「南海トラフ巨大地震の想定震源域」)北端であり、想定されている南海トラフ巨大地震の発生メカニズムである沈み込み帯の地震よりも震源の震度が深い。フィリピン海プレートはこの付近で急激に下方(地球内部方向)に折れ曲がり、その際に東西方向の張力が発生しプレート内部を破壊することにより地震が発生すると考えられている。

だから、今朝の地震は南海トラフ巨大地震とは直接の関係は無いのだろうが・・・ここに垂れ下がっていた沈み込み帯を生んだのは他ならぬフィリピン海プレートの運動なのだ。

この地域のフィリピン海プレートの沈み込み帯が、他の地域とそれと異なり急激に沈み込むのは、フィリピン海プレートが他の大洋プレートより薄い事と、中央構造線より北側の中国地方は冷たいマントルの上に載っている為に沈み込み帯への抵抗が大きい事等が理由だろう。(この両方の理由で、フィリピン海プレートは近畿地方の手前で二股に分裂していると云われている)

この地震が「南海トラフ巨大地震」の前兆では無いと思うが、日頃から地震への備えとして命を守る工夫を怠るべきでは無いのだろう。尚、1週間程度は余震にも注意が必要だ。余震の傾向は、直近1週間の地震記録で予想が可能カモ知れない。




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