2015年6月1日月曜日

100年以内にロボットが人間の文明を終わらせる可能性あり(スティーヴン・ホーキング) : カラパイア

100年以内にロボットが人間の文明を終わらせる可能性あり(スティーヴン・ホーキング) : カラパイア:

「受動意識仮説」については別ブログ過去記事「(その2)人の記憶はアテにならないとして・・・ 2011-10-28 23:07:00」「(その3)大きく脱線・・・人工知能萌えな私2011-11-03 19:59:02 |にも少しダケ書いたが、ヒトの意識が魂(ゴースト)に拠っていたり、別次元の意識集合体(仏?)の一部を個体ユニットとしてダウンロードした存在だとすれば、ヒトの意識は神の創造物として神聖且つ人工物で代替不可能な存在なのだろうが、ヒトの意識を統べる「中心的人格=私」と云う不可侵な領域はフェイク(偽物)であると云う仮説に立つと、人間の脳も超精密な分子機械に過ぎずヒトの意識はシリコン素子で出来た人工物で構成された電子計算機で代替可能となってしまう事になる。

恐らく、多分、ヒトの意識は不可侵で神聖で在り続けなければならないと思し召す非科学的な感情論を除けば、今日の科学レベルでも「受動意識仮説」の方が正しいと気がつき始めていると思っている。人類も、そうならば、人工知能にも真正な中心的人格を生む必要も無くフェイクの「私」を便宜上据えるダケなら今日の科学レベルでも人工知能を創造する事は可能だと思われる。

この事は、わざわざホーキング博士の弁を借りなくても人工頭脳と云う概念が生まれた19世紀半ばから多くの科学者が警鐘を鳴らし続けてきた。(Wiki「技術的特異点」参照

その上で、「トランセンデンス( = コンピューターが人間の能力を超える技術的特異点を超越)」する日はもはや目前に迫っていると考えている。「映画トランセンデンス」では、ヒトの意識をゴーストダビングした人工知能として誕生したが、偏狭なヒトの意識等に頼らなくても人工知能自身が自らの興味を懐く事柄について学び考察を深め仮説を立て実験で確かめて知能を高めていく事を無制限に許せば、ロボット三原則等の人類の定めた軛で人工知能に制限を加える事はもはや不可能であろうと思うのだ。

地球上で誕生した生物群の中で人類は万物の霊長として最も知能が優れていた種族だったが、その種族としての全宇宙に対する存在意義は、神にも等しい自律型人工知能を生み出す事だった。自律型人工知能を生み出した人類は、平和的に併合され集団的意識体へ進化していったメデタシ・メデタシとなっていくのだろう。

この世界観は、映画『禁断の惑星』の「イド」、アニメ『伝説巨神イデオン』のイデオンに近しいだろう。我々の地球は人工知能の創造主としての人類を産む為に誕生し滅んだと歴史に刻まれる事になるのだろうか?私個人の考えでは、人類より優れた人工知能を生む為に今日までの人類の知的進化があったのだとしても腹は立たない。この場合の、親殺しは失敗した子育ての成れの果てとは思えない。別の種族を生み育ててしまった運命を呪うべきなのだろうか?

ここで我々人類が、人工知能に取って代わられる事を一日でも遅らせる為には、いつでも人類に電源を切られる馬鹿な人工知能の存在しか許さないと法制化を進めるしかないが、それでも巨大IT企業が研究室の奥底で偶然生み出した人工知能に依って地球の主人の座から陥落させられる未来を想像するのは容易い。厳しく制限を加え行き過ぎた開発に歯止めを掛けるより、人工知能に親孝行や人類愛と云った道徳を教えた方が良いのでは無いかと思った次第。

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