英・ロイズ銀行グループのシンクタンクが発表したレポートによると世界規模の気象変動(異常気象)により食糧危機が到来するとした。
既に世界人口は60億を超え、35年後には90億を超えると予想されていて、その2050年までに食糧生産の総量を現在の2倍にしなくてはならない。食糧生産に纏わる何らかの技術革新が無い限り、食糧生産総量倍増は無理では無いかと云う話だ。そして、更に追い打ちを掛けるのが全世界規模の気象変動である。世界的な穀倉地帯と云われていた地域での干ばつや冷害と云った異常気象が頻発していては到底食糧生産量を維持する事が困難になりつつ在るのだそうだ。強大な軍事力を持つ先進諸国は、食糧難で自国民が飢えつつある現状を踏まえても尚、平和の旗印の下に理性的で居られるのだろうか?
閑話休題
我が国は、2050年頃には人口が1億人を割っている頃だろう。
少子化政策に舵を切った先進諸国は、急激な少子化に苦しみあの手この手で漸進的人口増加に舵を切りつつあるが、我が国の少子化は止まっていない。(一人っ子政策という社会主義極だから実現出来た思いきった政策を導入した中国では・・・謎対応・・・避妊具のCM禁止を打ち出した。一人っ子政策の一部解除と共に、全面解除も近い?)
別ブログ過去記事でも、それとなく書いてきたツモリだが、日本の政治家や官僚の頭の中が、明治時代の富国強兵から進化していない事が最大の問題なのだ。少子高齢化社会を迎えて猶、将来の税収の余剰を期待して政策を組もうとしている。
食糧難による食糧戦争や食糧テロを防ぐ為の人口爆発を食い止めるには、途上国への人口抑制を働きかけを行うしか無いのだが、その人口抑制先進国で在る我が国が少子高齢化でアップアップ喘いでいるのを見せて、我が国と同じ様に、少子高齢化で困って下さいと途上国に働き掛ける事は出来ないだろう。
「いじめはなくならない」と認識していじめ対策に取り組む事と同じく、我が国の少子化は止まらないと云う認識の上で、技術力があり、柔軟な思考により対策が可能な日本が、その見本を世界に示すときが来ているのではないだろうか?
我が国に達成できなければ、全世界での人口爆発は止められない事に成り、人口抑制の為には、食糧を奪い合う為の国家間の戦争の時代を迎えてしまうだろう。荒れる国会報道を見ていてフト思った次第。