2015年4月23日木曜日

八丁味噌が買えない

日本人のみそ消費量が減少の一途 一方で即席みそ汁は5割増│NEWSポストセブン:







我が家では、中味噌としては地元産田舎味噌を、白味噌は京都産の白味噌、赤味噌は岡崎市の八丁味噌を定番として使い続けている。愛用する田舎味噌は、皮剥き大豆がゴロゴロ入っている味噌こしで漉さないと使えない自家製ぽい味噌だ。白味噌は、京風雑煮を作ってみる際に買ってみて、京風雑煮は京風白味噌でなければ実現出来ないと知って以来愛用している。八丁味噌は、学生時代に東京と岡山を幾度となく往復する中で岡崎市の友人宅で普通に御馳走になった夕食の味噌汁が赤だしだった事にカルチャーショックを受けたのだが、濃い出し汁で煮立たせた赤だしの旨さにハマった瞬間だった。地元岡山では、赤だしは寿司屋さんで飲むものだったが、寿司屋さんの赤だしより友人宅で御馳走になった赤だしの方が美味かったのがキッカケか?

今回はカクキューの八丁味噌の話。カクキュー家庭用の八丁味噌には、通常袋と銀袋があり少し贅沢な気持ちで銀袋を地元の百貨店で買い求めていた。(近所のスーパーには通常袋しか売られていなかった)

だが、味噌が売れなくなっている性か、その百貨店では銀袋を販売しなくなってしまった。通常袋は今まで通り販売するのだそうだが、百貨店価格なので・・・。勿論、百貨店なので注文すれば銀袋も入れてはくれるのだが、それならばネット通販で買えば良いとなってしまうだろう。過去記事にも書いたが、これで百貨店に行かない理由が更に1つ増えてしまった。

そうこうする内に、自宅から最も近い徒歩圏内のスーパーマーケットでは、カクキューの八丁味噌通常袋が消費期限を大幅に残して叩き売りされていた。通常袋は、銀袋を切らした時の代替品であると同時に、味噌煮込みうどんやもつ煮や甜麺醤代わりに中華料理で使う場合や味噌ソースを作る際に愛用している。何故、こんなに安く売るのかと店の人に聞くと、今までは京風赤味噌と広島ますや味噌の赤味噌とカクキュー八丁味噌の3種類を売っていたが、今後は広島ますや味噌の赤味噌1本に在庫を絞る事に成ったのだそうだ。カクキュー八丁味噌は、今までは500g入りを330円位で買っていた筈だが、破格の100円(税別)だ。8パックも買ってしまったので6パックは冷凍庫で保管する事にした。

我が家とて日本古来の食文化を守っている訳でも無いので偉そうな事は云えないが、1日1回位は味噌汁を飲みたいと思ってしまうので味噌消費の低迷に起因する諸問題には神経質に成らざるを得無い。我が家は、岡山市民では珍しく週に1〜2回は赤だしを飲むので八丁味噌が自由に買えないとは嘆かわしい時代となったモノだと嘆くしかない。

これからは八丁味噌もAmazonで買わなければならないのか・・・