2013年8月26日月曜日

和式と洋式



日本ブームが極まった・・・と云う訳でも無いだろうが米国では洋式のウンチング・スタイルから和式のソレへと密かなムーブメントが始まっている・・・のカモ知れない。

米アマゾン suatty potty

ナンでも米国の健康オタクの間では、和式ウンチング・スタイルは便秘や痔疾に良いのだそうだ。

私の世代は、日本のトイレスタイルが和式から洋式に切り替わる瞬間を目の当たりにした世代であり、その当時喧伝された情報では洋式は便秘予防や痔疾予防に効果的だと聞いた気がする。3〜4歳だった私は、父の転勤について足立区竹の塚の公団住宅で和式水洗トイレを経験し、その後、石神井公園近くに完成した東京支社支社長社宅で最初の洋式水洗トイレと遭遇した。和式トイレでの蹲踞の姿勢で体を支え続ける労苦から解放されて快適だったのだが・・・、東京都は云え外出先でのトイレは和式水洗トイレが大部分で洋式トイレは少なかった時代である。他人とお尻合いになる事を大部分の日本人が嫌っていたのだろう。

だが、父が岡山本社に戻ってから新築した自宅は和式水洗トイレだった。正直ガッカリした事を覚えて居る。高校に入って市街地のマンションに引っ越す迄、ズッと和式トイレだった。ナンでも洋式トイレは便秘予防や痔疾予防に効果的なのだそうで、更に高齢化して足腰が弱れば洋式トイレ以外では用を足すのは難しい・・・のだそうだ。そして・・・、そのマンションのトイレには、その頃には未だ未だ珍しかったウォッシュレットが装着されていた。亡父は新しモノ好きだったのだ。

「お尻だって洗って欲しい」のTVコマーシャルが始まる以前の時代、ウォッシュレットがある家庭は学友の中でも我が家だけと云う時代だった。お尻を洗う癖が付くと・・・お尻が洗えない外出先での排便が勢い嫌になり、便秘と闘う事に成ってしまった。(今、こうして和式ウンチング・スタイルの広告を読むと、和式スタイルこそ便秘や痔疾に良いのだそうだ)その後、エイズ騒動等を経て・・・少しダケ大人に成った私は家では洋式を好むけど出先では和式を好むと云うハイブリッドな人になった訳。(先進的な施設では、和式トイレが全く存在しないと云う処もあるが、そんな時は、気休めの除菌ジェルを使う事にしている)

さて・・・、昨日は妻と2人で大混雑のイオン倉敷SCに買い物に出掛けたのだが、そこで調子に乗ってバイキングを食べ過ぎて・・・只今の決まり手は「押し出し。押し出してバイキング料理の勝ち!」となってトイレに駆け込んだ時の話。

バイキング料理屋最寄りの男性トイレには大便用の個室が3つある設えである。フロア上に立って待っている子供達が4人居て、皆が皆、扉が閉まっている個室に熱い視線を送っている。先頭で待っている1人は青ざめた顔色で30秒毎にノックを繰り返している。

私も危機的状況ではある。だが、個室2室の扉は開いたままだ。激しく汚されていて使用できないのかと覗いてみるが清潔に清掃されていてナンの問題も無いのだが、その空いている2室は和式トイレだと云う事。

サッサと和式トイレに入ろうとしたが、4人も待っている状態で断りもなく後から来た私が和式トイレを占拠するのも気が引けて・・・「このトイレは空いているけど、君たち先に使うかい?」と聞いてみたがしゃがむトイレは使えない・・・との事。

お言葉に甘えて和式トイレに入り心置きなく用を足した次第。どうやら最近の子供達は、家庭のトイレも洋式トイレなのだろうから、洋式トイレで用を足す事が当たり前と成っていて和式トイレは使えない・・・のカモ知れない。この手の話って、20年以上前の学生時代に聞いた・・・古い旅館がアメリカからの旅行者に敬遠される理由として、アメリカン人はオリエンタル・スタイルのトイレは使えないので、外人客の呼び込みの為にウエスタン・スタイルにトイレを改装をするのだそうだと聞いた事があるのだが・・・。

今では先進的なアメリカ人はオリエンタル・スタイルでウンチングして、アメリカ文化に毒された日本人はウエスタン・スタイルでしかウンチング出来ない・・・って構図なんだろうか?もし有事の際に屋外で用を足すとなれば洋の東西を問わずオリエンタル・スタイルを選択せざる得ないのだが・・・

世のお父様お母様方に申し上げたい。子供達に和式トイレで用を足す訓練・・・体験が必要なのカモ?



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