2013年11月23日土曜日

岡山県で感じられる不思議な揺れについて・・・

昨夜のブログ記事に関して私信で御質問を頂戴したので・・・ネタとさせて頂いた。

ブログの過去記事「ゆっくり地震 2012-03-16 20:52:41 」にも書いた・・・私が寝入りばなに何度か感じていて、高感度地震観測網 Hi-net (独立行政法人 防災科学技術研究所)にも記録されていく微震動は何だろうか?


そのゆっくり地震を感じた際に書いた私の別ブログの過去記事「地震・・・ 2010-09-20 00:18:41」に拠ると、平成22年9月19日21時47分に私の自宅で不思議な地震を感じている。相も変わらず文才に乏しい文章だが『自宅がタ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ンと6秒ほど揺れた。』と書いてある。(タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン と云う揺れは何かの液体的な揺れを表現したツモリ)その時点では私は、自宅立地である干拓地の軟弱地盤だから液状化は起こっていなくても液体的な揺れをするのかとか・・・、(阪神淡路大震災を契機に建てた自宅なので耐震化には気を配ったツモリなので導入した当時の免震設備の欠点として)風を受けると建物が揺れる事とか・・・を揺れの正体にして納得しようと試みた位に、液体的な不思議な揺れである。

その後も引き続き不思議な揺れの地震は続いていて、その際の高感度地震観測網 Hi-net(独立行政法人 防災科学技術研究所)で表示された地震に関する情報は以下の通り。




震源地 岡山県震源時 2010/09/19 21:47:29.14緯度 34.607N経度 133.612E深さ 14.7kmマグニチュード 3.3走向1/走向2 123.8/33.5傾斜1/傾斜2 88.1/82.4スリップ角1/スリップ角2 7.6/178.1品質 76.05




震源地 岡山県震源時 2010/09/19 22:50:59.98緯度 34.605N経度 133.609E深さ 14.0kmマグニチュード 2.9





震源地 岡山県震源時 2010/09/20 00:16:09.80緯度 34.606N経度 133.611E深さ 14.6kmマグニチュード 3.4

尚、(私の中では勝手に)この不思議な揺れには決着が付いているので、それ以降に寝入り端に、こんな揺れを感じていてもアレかと思って気にしない事にしているので高感度地震観測網 Hi-netで確認しない事も多く、枕元のスマホで確認したとしてもナンだ、又か・・・と記録もしていない。寝入り端と云う特殊な状況でしか感知できない揺れなのだが、この揺れは度々感じている。その揺れは、程度の差こそあれ液体的な「タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン」と云う揺れである。

別ブログの過去記事「ゆっくり地震 2012-03-16 20:52:41 」を最近読まれた方から私信が届いていて、その際に素人の私が勝手に考えている不思議な揺れの正体を恥ずかし毛も無く御披露した序でもネタ不足の拙ブログのネタにしようと思い立ったから・・・。

この「タ~ワ~ン タ~ワ~ン タ~ワ~ン」と液体が介在している風の不思議な揺れは、感覚の通りに大量の液体が移動する際に起震した振動であると私は思っている。液体が普通の水(高温の温泉水)なのか、流動性の高いマグマなのかは素人の私には断言できないが、この不思議な地震の震源地である岡山県小田郡矢掛町 中の地下約15Km辺りHi-net上にマグニチュード3規模の地震と記録される巨大な液体の溜まりが存在するのだと考えている。

この液体の正体は、フィリピン海プレートが含水していた大量の海水由来の水か、その高温高圧の水に起因してマントルが融解したマグマかの何れかなのだろう。



地元岡山県に於けるフィリピン海プレート西側は、緩やかに潜り込んでいるので岡山県小田郡矢掛町 中付近では地下50〜60Km位に潜り込んでいるプレートが含水している水を上部マントル内へ放出しているのだと考えられる。その放出している水が地殻内の空洞に溜まった巨大温泉水タンクになっているのだろう。先に私は、大量の高温温泉水か大量のマグマか判らない等と不安を煽る書き方をしてしまったが第四紀(地質時代:258万8000年前から現在まで)火山が、この岡山県中央部には存在していない事から考えても、岡山県小田郡矢掛町 中の地下約15Km辺りに存在する大量の液体とは高温の温泉水であると推察される。

寝入り端に偶に感じる「タ~ワ~ン タ~ワ~ン」とした不思議な揺れの正体は、岡山県小田郡矢掛町 中に存在する巨大な温泉水タンクに、更に大量の高温の温泉水が補給された時の揺れなのだと考えながら眠れば、寒い冬でもポカポかと温かく良く眠れる事だろう。(但し、たった地下15Kmまでボーリングして大量の温泉水を取り出そうと思うと恐らく数百億円が必要なので・・・採算ベースで活用する為には原発規模の地熱(熱水)発電所しか無いだろう。地震災害のリスクが最も低く安全安心な吉備高原の横には、現在国内で知られている最大規模の温泉水利用に関しての既得権益が存在しない地中熱水溜りがある。)



この図の赤丸辺りが素人の私が大胆に(当てずっぽうで)予測で決めた巨大温泉水溜りである。周辺の地質は白亜紀後期の中粒花崗岩で出来た山とそれらが崩れた礫・砂・シルト・粘度等で構成されている。丁度、私が勝手に書いた赤丸の中にある伽藍山(がらんやま)には石英閃緑岩が貫入している。(Dq:Diorite quartz と書かれた青丸部分)こう云った地形では、何故か寺院や神社が建てられる事が多い。良い気が湧く地勢として・・・今風に云えばパワースポットとだと見出されたのだと思う。この伽藍山も御多分に漏れず行基に拠って天平9年(737年)に伽藍山 極楽寺(本堂及び12坊)が開創されていた。
中国地方の山々は大部分が白亜紀後期の花崗岩で出来ている。花崗岩は、マグマが流れているまま固まったとされる流紋岩と同じ構成物質(SiO2が70%以上なので白っぽい)が時間を掛けてゆっくり冷え固まって出来た岩石で、低温で結晶化する正長石石英なども充分成長し、等粒状組織となっているモノだ。ここに、海洋プレートを構成していた柘榴石が再び熱せられて溶けたモノが冷えて固まった石英閃緑岩(黒っぽい)が貫入している事から、この辺りは生成当時は激しい造山運動を物語っているのだろう。

中生代である白亜紀前期の中国地方は、北海道より北側にあったのだが、中央構造線に沿って南側の日本列島と激しくぶつかり合いながら南下してきて今の配置になったのが白亜紀後期頃だとされている。



この名残が中央構造線である。



更に余談だが、中央構造線より上側は構成される花崗岩に含まれる放射性物質の量が多いので元々は別々の大陸プレート上に存在した陸地同士だった事が判る。人間の一生の間では大地はドッシリと動かないように見えるが、人間の一生なんて悠久の時の流れの中では瞬きする一瞬に過ぎないのだろう。東日本大震災で東日本が2m程中国大陸から遠ざかったのだそうだが、こうしてGifアニメで動きを見ると、この後の日本列島の動きが見えてくる・・・様な気がする。






産業技術総合研究所
地質情報研究部門 地球変動史研究グループ

高橋雅紀(理学博士)様のWebより引用

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